446話 凛 ページ9
タイガー「フィッシャー・タイガーだ。よろしくな」
姫川「よろしく」
軽く頭を下げた。
タイガー「しかし。アーロンが人間と仲良くしているなんてな」
姫川を見下ろしてそう言った。
アーロン「大兄貴こそ。殺さないなんて」
タイガー「はは!殺しやしないさ。こんなにたくさんのやつらが手を出してないんだからな」
どうやら、人間が嫌い派の人らしい。
姫川「それはどうも。まあ、殺せないと思うけどね」
タイガーは笑った。
タイガー「それはけっこうなこった。…さて、おれは竜宮城に行くな」
アーロン「じゃあ、あとで俺の船に寄ってくれよ!」
ジンべエ「本当なら案内したいんじゃが、仕事があるからなぁ…」
親しまれてるんだなぁ…。
姫川「じゃあ、私がついていくわ。どうせ、用事があるしね」
子供たちと遊ぶための道具を取りに帰る予定だ。
タイガー「別に一人でいいだがな(笑」
タイガーはいつでも笑っている。
第一印象は『とてもいい人』。
この人に、魔がさすことなんてないと思った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜竜宮城〜
タイガーと別れ、とりあえず子供部屋へと戻った。
しらほし「姫川様…?」
まだ話せるようになったばかりのしらほし。
人間の名前を憶えてもらえるなんて、嬉しい限りである。
姫川「そうよ、ただいま^^あれ?皇子たちの姿が見えないわね?」
しらほしを置いて遊びにでも行ってしまったのだろうか…。
留守番をお願いしておいたのに。
そう思った時、扉が開いた。
フカボシ「新しい絵本だぞー!」
大量の絵本を持った3人が入ってきた。
姫川「お疲れ様^^よく頑張ってくれるから助かるわ!」
マンボシ「お帰りなさい!」
三人は嬉しそうな表情を浮かべた。
姫川も微笑み返す。
姫川「いつも申し訳ないわね。できれば、もう一つお願いをしたいんだけど…」
リュウボシ「うん!何でも言ってよ!!」
姫川「ありがとう。お願いって言うのはね、おもちゃのことよ」
フカボシ「おもちゃ?」
しゃがんで、目線を合わせた。
姫川「そう。魚人島の子供たちと約束をしてきたの」
フカボシ「どんなおもちゃでもいいんですか?」
首をゆっくりと振った。
姫川「いいえ。用意してもらいたいのは画用紙などよ」
リュウボシ「何をするの?」
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重野黄(プロフ) - ユウユウさん» ありがとうございます。期待に副えるように頑張ります。 (2018年4月11日 1時) (レス) id: e7f2a2c71c (このIDを非表示/違反報告)
ユウユウ - 最新ゆっくりでいいので頑張ってくださいね! (2016年5月1日 13時) (レス) id: 8221b8327b (このIDを非表示/違反報告)
重野 黄 - 白林さん» 無事合格しました。ありがとう><初めは書けたのにおかしいねぇ… (2015年4月4日 16時) (レス) id: 6e0a88a255 (このIDを非表示/違反報告)
白林 - きーちゃん頑張ってー!合格できるように祈っているよ! 久しぶりに小説書こうとしたら、また失敗しました… なんでだあああああああ! やっぱり3DSって無理なのかなー かきたいなー (2015年3月7日 0時) (レス) id: c37c4a7c52 (このIDを非表示/違反報告)
重野 黄 - 白林さん» 白ちゃん久しぶり。来週に入試があるから頑張ってくるよ。小説書けないの?そっか…(´・△・`)きっと大きくなれば書けるようになるよ。待ってるね^^ それじゃ、頑張ってくるね! (2015年3月4日 22時) (レス) id: 6e0a88a255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:重野 黄 | 作成日時:2014年3月5日 21時