story23 ページ23
...涼太?!
そう思って...画面を見ると...
映し出されていたのは知らない番号で
ふと頭に浮かぶのはさっきの男の人。
一気に恐怖心が襲いかかってくる...
なかなか鳴り止まない着信に
恐怖に襲われながらも通話を押した。
「もしもし...水瀬Aさんですか?」
聞こえて来た声は
さっきの男の人とは違って女性の声。
誰...?
恐怖から声が出ない...
無言のままでいると...
「私、黄瀬涼太のマネージャーをしている相澤です。
ちょっとお会いしてお話ししたいことがあります。」
涼太のマネージャー...?
お話ししたいこと...
聞かなくたって分かる。
あの写真のことだ...
貴「はい...分かりました。」
私はそう答えて...
言われた場所へと向かった。
人通りが少ないところにひっそりとあるお店。
中は完全個室になっていて...
いかにも芸能人御用達って感じのお店。
私は指定された部屋に向かう。
そこにはすでに靴が並べられていて
中にマネージャーがいることが分かる。
" トントン "
私はノックをして中に入る。
貴「初めまして...水瀬Aです。」
マ「涼太のマネージャーの相澤です。
どうぞ、中に入って下さい」
言われることが分かっているから...
手足が震える。
マ「単刀直入に言います。
涼太とは別れて下さい」
何を言われるかなんて...覚悟はしてた。
貴「...涼太は記事になることを知っているんでしょうか?」
マ「昼からずっと撮影が続いているからまだ話してないの。
事務所に戻ったら話すつもりよ。
あなたも彼女なら分かるよね?
今が涼太にとってどれだけ大切な時期か...
こんなスキャンダルご法度なの。
涼太の芸能人生に大きく影響する。
涼太を思うなら別れて」
冗談でもない...
そう言ったマネージャーさんの目は真剣で
私なんかよりもずっとずっと...
涼太のことを考えてる。
マ「あなたの事は社長も私も涼太から聞いてた。
だから別れなさいって最初に言ったんだけどね。
別れないって言い張って...
じゃあ必死に隠すって約束だったんだけど。
この写真じゃ言い逃れは出来ないし...」
貴「...ごめんなさい...」
マ「涼太に話したら多分みんなに公表するって言うと思うわ...あなたとのこと。
涼太から別れを告げる事はきっとない。
だからあなたから言って欲しい。
涼太が納得する形で...涼太を大切に思うなら」
264人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
suzu4578(プロフ) - とっても素敵な作品でした!☆10じゃ足りませんよ!!! (2022年4月16日 17時) (レス) @page45 id: 2bb44b4795 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴょん - もう号泣しました。青峰くんの優しさと、黄瀬くんの一途さにもう…好きな作品です。 (2022年2月24日 2時) (レス) @page45 id: 5b47857afa (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます(●´ω`●)青峰君今回も活躍してくれました♪そろそろ青峰君の小説も書きたいと思っていたので、、、少々お待ちくださいませ^ - ^ (2019年5月16日 21時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 感動してしまいました(´-`).。oO今回も書く青峰くんも好きなので青峰くんも新しいの書いて欲しいです^^ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 218cb5622c (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - kirakirahikaru0さん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂いてただなんて...嬉しいです!素敵な作品と言って頂け感謝感激です(><)これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2019年5月15日 7時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:7nana23 | 作成日時:2019年4月13日 17時