絶対的王者【RAMPAGE】

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『『おはようございま〜す』』


ぞろぞろと入ってきたのは高校2年組

絶対的王者の立場でもありながら元は
かーすと制度に苦しんだ人達



翔平『おはよぉぉぉおおお！！』



そう言って(叫んで)抱きしめてくる翔平

苦しいけどなぜか嫌じゃない



『はいはいおはよ 翔平』

翔平『♪』



むしろ目に見えない犬のしっぽを振ってる
みたいで可愛いくらい



陣『あーもう朝から暑苦しいやっちゃな笑

ほら離れ、A苦しそうや笑』



そう言うとしぶしぶと離れる翔平

たとえ同じ絶対的王者だとしても自分より年上
の人の命令は絶対



でも3年の人達は親に近い立場として
止めてくれるから安心できる

私が翔平にタメで話してるのも
翔平にお願いされたから



海青『あれ?昂秀と拓磨は?』

北人『昂秀はまだしも拓磨が遅いって
珍しいね』←

LI『あぁあの2人は一足先に動いてくれてるよ


ちょっと面倒くさい奴がいてな...』



私はその敵見逃さなかった

LIKIYAさんが見せた不適な笑みを



瑠唯『転校初日にも関わらず

LIKIYAさんと陸さんに喧嘩を売ったんだよ』



その瞬間3年生以外が一勢に噴いた

LIKIYAさんに関してはこの学校の校長より
権力を持ってるのに...



陸『元々前の学校で俺らと同じような立場に
いたらしいけど?』

彰吾『恐らくだけど俺らのポジションを
狙ってるんだろうね』

『...そんなことさせませんよ 絶対に


この学校のトップにふさわしいのは
LIKIYAさん達以外いません』



すると少しばかり目を見開いたけど
LIKIYAさんは"ここ"って指差し

私を自分の膝の上に座らせた


『ふぎゃっ....泣!!

なんでデコピンするんですか泣!!』

LI『俺らに敬語遣うなって言ったよな( ¯言¯ )



...でも、ありがとな』

『LIKIYAさんがデレた〜

でも痛い〜｡°(°`ω´ °)°｡』



瑠唯さんに抱きつくと優しく頭をなでてくれる

私専属のママ←



壱馬『でもなんで昂秀と拓磨を
動かしたんですか?

喧嘩を売られたんやったら潰せばええだけの
話やないですか』



すると普段は絶対に見せない
陣さんは薄気味悪い笑顔を見せて



陣『ただ潰すだけやったらおもんない

蝶が蜘蛛に捕まったらどうなるか...
見せたるわ』




その時の陣さん達の表情はいつもの優しい
陣さん達じゃなくて


まるで新しいおもちゃを見つけた小さな
子供のように無邪気で

そして新しい捕食対象を見つけた絶対的王者の顔をしていた




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