絶対的王者【RAMPAGE】

#3 ページ5

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3年のLIKIYAさん達が王者会と呼ばれる
会議を行っているため

同じ絶対的王者だとしても2年と1年は
会議が終わるまで屋上には立ち入り禁止


会議の内容?そんなの単純に


(この学校から追い出すのを誰にするか...かぁ)



ぼんやりとしながら廊下を歩いていると
後ろから抱きしめられて


振り向くと見覚えのある顔が並んでいた


『壱馬！と愉快な仲間達おはよう』←

翔吾『ちょ待ってや笑

俺達の扱いの雑さ笑』

『いやだって人数多いし...

とりま"1番歳上"の壱馬だけ言っとこって...』

壱馬『1番歳上強調すな笑』



私の1つ上の学年の壱馬,北人,翔吾,
それから翔平,樹,海青だった

1学年先輩だけど敬語は嫌だということで
今はタメで話してる



樹『Aがここにいるってことは

LIKIYAさん達の王者会?』

『うん 後健さんからおつかい頼まれた』

海青『それさり気なくパシられてない笑?』

翔平『確かにwww』



ってかいつの間に翔平はあの場から
立ち去って合流したんだ!?忍者か!?



北人『僕達一旦教室に戻るけど

壱馬どうする?』

壱馬『あ〜俺Aと一緒におるわ』

『え』

壱馬『え』

翔平『え!?』

樹『なんで翔平が1番驚くの笑』

北人『まぁまぁA 大人になってあげて笑』



そう言って教室に向かっていった
壱馬を除いた高校2年組


私は売店に向かいその隣を何もなかったかの
ように歩きだした



『あのさ壱馬...私って必要されてると思う?』

壱馬『え?』

『たまに不安になるんだ』


階段を先に降りていた壱馬の強い目が
私を捕えて離さない

でも壱馬は優しい笑顔で


壱馬『必要とされてへん奴が

あそこにおるわけないやろ？』

『壱馬...』

壱馬『LIKIYAさん達が王者会で話し合うのは
あくまでも軸にすぎひん


その軸に肉づけすんのは俺らや



安心せぇ あの人達皆Aを必要としとる

誰よりも...大切に思っとる』



私は壱馬が差し出した手をそっと握ると

壱馬は私の手を壊れ物を扱うように
優しく握り返してきた



壱馬『ほな行こか

多分そろそろ王者会も終わると思うし
おつかい頼まれてんねんやろ?』

『うん(*^^*)』

壱馬『...//』



なぜか手を繋いだままどんどん先に
歩いていく壱馬


その後ろ姿はいつもと同じでかっこよくて....



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でも耳を赤くしてる壱馬は少しだけ可愛かった




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