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第百二十一話 いざ天狼島へ ページ33

A side





S級魔導士合格試験のために私たちは船に乗って天狼島まで来ている


…いくらギルドの聖地って言っても船、というか乗り物は無理



「アツい!!!冬だってのに何なのコレ…あたし溶けちゃうかも…アイスになってハッピーに食べられちゃうんだ」
「まずそうだね」
『ルーシィってなんか表現独特だよね…小説家志望だから?』
「なんで知ってるんですか!!!」



レビィちゃんが本好きな同年代ができて嬉しい〜って話してくれたんだけど…
いつか…いや、このS級昇格試験が終わったらルーシィとレビィちゃんと本について話ながらお茶会でもしてみたいな


本の事で色々話してみたいな〜…ルーシィってどんなジャンルを読むんだろう



「ルーちゃんだらしないよその格好」
「この辺は海流の影響で年中この気候なんだとさ」


『まあ天狼島はそこまで暑くないから安心して』



これだけ暖かいとついついまどろんで寝てしまいそうになるな…




「ジュビア…アツくないの?その格好」
「アツくはない…けど……しいて言うならグレイ様の裸体がアツい!!!!」
「あぢィ…」



『グレイ…いくらグレイ自身がよくてもここには年頃の女の子たちがたくさんいるんだから自粛しな…』



全部脱ぐのはやめろよ…



「キモチ悪ィ〜」
「ナツ!!こっちには来ないでくれるかな」
「ウェンディがトロイアかけてくれねーんだよ…」



「しょうがないよメストのパートナーだし」
「つかなんでAは平気なんだよ!!!お前も…うぷ、オレと同じで乗り物ダメじゃねぇか!!」



『私これ実は1cmぐらい浮いてるから…』
「ハァ!!?ズリィ!!」
「そ、そうだったんだ…」
「でたらめすぎねぇか…」



治療員が機能しなかったら不味いし…ね?



「やだやだこれからみんな敵になるってのに馴れ合っちゃってさ」
「アチィ」
「あ…」
「見えてきたね」
「おお」







「着いたのか!!!」
「あれが天狼島!!?」
「すげー形してんな」

「島の上に島!!?」
「うぷ」
「ナツ!!もうすぐだよ」



初めて見た…ような気がする

私がS級試験受けた時は会場天狼島じゃなかったし…S級魔導士として来たのもここじゃなかったし




「あの島にはかつて…妖精がいたと言われていた」
「マスター」
「そして妖精の尻尾(フェアリーテイル)初代マスター…メイビス・ヴァーミリオンの眠る地」





「何だよその服!!」
「だってアツいんだもん」
「服着てない人が言う?」





グレイってば恥ずかしくないのかな……

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EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2020年5月3日 7時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
大和(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます。作者の私も早くラクサスとくっつかあいかなーと思いながら書いております笑 楽しんでもらえたようで何よりです。これからも更新頑張ります (2020年4月22日 17時) (レス) id: ef283ab9cd (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - ここまで一気読みしてきました!!フリードの坊主で倒れるシーンなどシスコン度がどれくらいか分かってとても面白く、それと同時にラクサスとはやくくっつけ!!と思いました笑。とても素敵な作品をありがとうございます! (2020年4月19日 15時) (レス) id: ed6ff61718 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:大和 | 作成日時:2020年3月14日 22時

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