第百二十話 熱視線 ページ32
A side
「ちょっと待てよリサーナ!!!それじゃオレのパートナーがいねーじゃねーか!!!」
「そう?さっきから熱い視線を送ってる人がいるわよ」
「へ」
「フリードがパートナーにビックスローを選んだ事でむくれてるみたいね」
「エバーグリーン…熱い……ってより石にされそうな視線じゃねーか!!」
フリードはビックスローと組んだかぁ…
いつも3人で雷神衆だし…エバがむくれちゃうのも仕方ないか
「レビィが選ばれたーーー!!」
「すげーぞ!!!S級魔導士になれるかもしれねぇ!!」
「オレたちのレビィがS級にー!!!」
「で!!もちろんパートナーはオレだよな!?」
「バカ言え!!オレに決まってる!!!」
「オレの方が足速ェっての!!」
「オレの方が戦闘向きの魔法なんだよ!!!」
「そんな事言ってオメー!!レビィの事狙ってんだろ!!!」
「狙ってんのはどっちだよ!!」
「本気でS級になりてぇんなら…オレが手を貸してやる」
レビィちゃんのパートナーはジェットかドロイだと思ってたけど…まさかガジル自ら誘いに行くなんて…
成長したな…
「ガジル!!」
「試験中は気に入らねぇ奴ぶっとばしてもいいんだろ」
「私…体も小っちゃいし何にも取りえないから…すぐ負けちゃうかもしれないよ」
「やる前からそんな弱気でどーすんだよ」
「あっやだ……おろして〜」
「オレがおまえをでかくしてやるよ」
あんな事をされたからかレビィちゃんはガジルの事を少しだけ怖がってたように思ったけど…今の感じを見ると大丈夫か…
『ふぅん…大体決まったみたいだね。…フリードとビックスロー、グレイとロキ、ナツとハッピー、ジュビアとリサーナ、エルフマンとエバ、レビィちゃんとガジル…ッチ、メストはウェンディを選んだか…まあいい、パートナーではあるがウェンディにもS級試験がどんなものか見せておきたい…カナは…大丈夫だろうか…』
メスト…なんでアイツはこんな面倒なことを…いや、今はもういいか
「どうしたのシャルル…朝からずっとおとなしいね」
「ちょっとね…何かイヤな予感がするのよ……この試験とか言うやつ……アンタは絶対参加しちゃダメだからね」
「私なんかパートナーにする人いないし大丈夫だよ」
「それはどうかな?天空の巫女」
「あ…えーと…あなたは…」
「オレはメスト。ミストガンの弟子だった」
「ナツーごはんできたよー…どうしたのナツ」
「よっためぐってきたチャンスだ…絶対S級になるぞ!!!!」
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EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2020年5月3日 7時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
大和(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます。作者の私も早くラクサスとくっつかあいかなーと思いながら書いております笑 楽しんでもらえたようで何よりです。これからも更新頑張ります (2020年4月22日 17時) (レス) id: ef283ab9cd (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - ここまで一気読みしてきました!!フリードの坊主で倒れるシーンなどシスコン度がどれくらいか分かってとても面白く、それと同時にラクサスとはやくくっつけ!!と思いました笑。とても素敵な作品をありがとうございます! (2020年4月19日 15時) (レス) id: ed6ff61718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:大和 | 作成日時:2020年3月14日 22時