第百十話 同じ顔 ページ22
A side
「ってかこっちも!!?」
「雨?」
「ジュビアどうしたのかしら」
「元気ないみたいですね」
ジュビア…どうしたんだろう…なんかすっごく…じとじとしてるけど…
「オメー向こうじゃ……ぷっ!!ダメだ…思い出すだけで…」
「ハッキリ言ってよ!!酒がまずくなるじゃない!!」
「ジュビア…エドラスに行きたい!!」
「そーゆー事か…」
ああ、エドラスのグレイは確かジュビアの事が好きなんだっけ…
エドラスの皆もおもしろそうだったからいろいろ話してみたかったんだけどそれどころじゃなかったし…エドラスのフリードやビックスロー、エバにも会ってみたかったな…
「やっぱギルドは最高だぜーーーー!!!!」
「うわっやかましい」
「暴れんじゃねぇナツ!!!」
「向こうのナツもこんな感じなのかよ」
「ご愁傷様な事で……」
「あははっそれがね…ボ…ボク…ルーシィさんにいじめられて…みたいな?」
「ぶはははっ見てえ!!そのナツ超見てえ!!」
「かわいいのよー♡」
あはは…早速リサーナが弄ってる
「さ…騒がしいギルドだな」
「第一印象は皆同じなのね」
「楽しいトコだよ」
「ここのいる者全員が体内に魔力を持っているというのか……」
「そうだ、それがアースランドの魔導士」
『…まあ魔力を持つ者は1割にも満たないけど』
「エルザ!!A様!!」
様付けはやめてほしいな…ギルドには他にも人たくさんいるし何よりリリーが仕えてた人とは一応別人なわけだし…
「そーいえばアンタエドラスじゃエルザと同僚だったのよね」
「Aは王女様だったし!!…主?」
「しかし大切なのは魔法そのものではない。魔法を持つ者の心…そうだろリリー」
「別人とはいえ……二人も顔見知りがいると落ち着くモンだな」
『呼び捨てで呼んでほしいなぁ…王女なんて柄じゃないし』
「しかし…」
流石に抵抗あるのかな…いやこっちだって様付けは抵抗が…
「姉さんは王女に匹敵するほどのお方だ!!!」
「うわめんどくさいの入ってきた」
フリード…慕ってくれてるようで嬉しいんだけどね…ちょっとそれは反応に困るかな…
『今は同じギルドの仲間だよ…ミストガンを助けてくれてありがとう』
「いえ…いや、そうだな。これからよろしく頼む」
「姉さんにスルーされた…」
「いやァ?今のはしょうがねェと思うぜェ?」
ちょっとぶっ飛んでるところはあるけどやっぱりビッグスローは雷神衆の中では比較的常識人何だな…ありがとう
110人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2020年5月3日 7時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
大和(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます。作者の私も早くラクサスとくっつかあいかなーと思いながら書いております笑 楽しんでもらえたようで何よりです。これからも更新頑張ります (2020年4月22日 17時) (レス) id: ef283ab9cd (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - ここまで一気読みしてきました!!フリードの坊主で倒れるシーンなどシスコン度がどれくらいか分かってとても面白く、それと同時にラクサスとはやくくっつけ!!と思いました笑。とても素敵な作品をありがとうございます! (2020年4月19日 15時) (レス) id: ed6ff61718 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:大和 | 作成日時:2020年3月14日 22時