第九十一話 エドラクサス ページ3
A side
「別の世界から来たAねぇ……別の人間とわかっているとは言え愛する愛するAを傷つける事になるとは心が痛いなァ」
『本当はそんな事思ってもないでしょ?』
「あァ?バレちまったか…顔は瓜二つだが性格が全くちげぇなぁお前は。こっちの世界のAなら今のですぐにころっと騙されてくれるんだがねぇ…オレは国王にさえなれればそれでいいんだよ!!!コッチの世界のお前の事何て微塵も!!!これっぽっちも興味ねぇ!!!」
「ひ…ひどい…でもA!!!大丈夫だよ…本当のラクサスはこんな事言わない!!!」
流石エドラス…性格が真逆だ
…ラクサスって不器用なだけで仲間想いだし
『ああ、わかってるよ…何年一緒にいたと思ってるんだ…しかしそのラクサスの姿と声でそういうことを言われると…流石に心にクる…』
「オイA!!!来たんだったらとっととこのラクリマを元に戻しやがれ!!!何ぼさっとしてやがる!!!」
『うっさいガジル!!!できたらとっくにやってるよ!!!こっちの世界のラクサスに邪魔されてそれどころじゃないんだよ!!!』
「ラクサスだぁ?…てめぇならラクサスに負けねぇだろ!!!」
『わかってる…わかってる、けど…やっぱり仲間には攻撃したくない…』
というかラクサス相手に…攻撃しにくい…
「そのラクサスはてめぇの知ってるラクサスじゃねぇんだョ!!!てめぇがそんなうだうだしてっとギルドの仲間まで助けられねぇンだぞ!!!」
『ふぅー…ハッピー…おろしてくれないか?すぐにガジルの方へ向かうんだ』
「で、でもー…」
『いいから!!!!』
こいつとは
「なんだ?手でも抜いてるのかァ?…ああ、もしかしてアースランドのオレは弱っちいのか?」
『そんな訳ない!!!ラクサスはお前なんかよりずっと強い!!!人を駒としか見てないようなお前には…到底かないようのない程な!!!』
「じゃあなんだ、惚れてんのかァ?」
『なっ…!!?』
本人(ちがう)に言われると複雑!!!
でも…否定は…できない…
「フーン…オレを選ぶたァなかなか趣味がいいじゃねぇか…だがお前もこっちのお前と一緒で騙されてんだろうなァ…かわいそォに。自分が利用されてることも知らずになァ」
ラクサスはこんな事言わない…そもそもラクサスは私の事なんとも思ってないしどうしようとも考えてない…から…もう迷わない!!!!
私たちの仲間と、ハッピーとシャルルの故郷のこのエクスタリアを守るために戦わないと!!!
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EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2020年5月3日 7時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
大和(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます。作者の私も早くラクサスとくっつかあいかなーと思いながら書いております笑 楽しんでもらえたようで何よりです。これからも更新頑張ります (2020年4月22日 17時) (レス) id: ef283ab9cd (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - ここまで一気読みしてきました!!フリードの坊主で倒れるシーンなどシスコン度がどれくらいか分かってとても面白く、それと同時にラクサスとはやくくっつけ!!と思いました笑。とても素敵な作品をありがとうございます! (2020年4月19日 15時) (レス) id: ed6ff61718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:大和 | 作成日時:2020年3月14日 22時