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第百三話 別れの挨拶 ページ15

A side






う…流石にラクサスに本気で殴られると痛い…傷はとりあえず後で治すとして…




「やった!!!ラクサスが勝った!!!」
「これで王女はラクサスと結ばれんだ!!!」
「よかった!!!A王女!!!」


「きゃあっ!!?」



思い切り殴られて少し頭が揺れた気がした

……どれだけの力で殴ってるんだ

一応貴方の想い人と同じ顔してるのですが…あ、想い人以外は興味ないんですね、わかりました



……ラクサスがじとーっとした目で見てくるしそろそろ拘束を解いてあげようか


魔法が解けて空から落ちてくる王女を軽々受け止めるラクサス




「っと…危なっかしいな…お前は…あんな怪しい奴に捕まってんじゃねぇよ…」
「ごめんね…でも、久しぶりにラクサスの本当の気持ちが聞けて嬉しかった…」
「…もうどこにも行くんじゃねぇぞ…俺が守ってやる…」
「ありがとう…他の人と結婚しなくてよかった…ラクサスがいい…」
「なっ!!?そういう話は後な…」



幸せそうで何よりです



何度も言いたい…自分の顔と想い人がいちゃついてる場面を第三者視点で見ることになるとは思わなかった…自分じゃないってわかってるのに…いや一応自分ではあるんだけど…いやもういいや頭が混乱してきた



「ギヒッ…」
「なんか友人のラブシーン見てるみたいで気まずいわね…」
「つーかアイツ(A)こそ気まずいだろ」
「世界は違えど同じ人物ですもんね…」



「ナ…ナツ…体が…」
「始まった…」
「さーて派手に苦しんでやるとするか…」
『やっと約束果たせた…』




これで…やっと帰れるのか…





「何だ何だ!!?」
「魔王たちの体が……」
「これは一体…」
「逆展開させたアニマは全て(・・)の魔力をエドラスから消し去る…つまり体内に魔力を持つぼきゅたちエクシードや滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)たちはみんなアースランドへ流れるんだ」
「何だと!!?」
「女王様も多分わかってらっしゃると思うよ」






もう時間か…でも、まだミストガンに言いたいことが…そうだ


ミストガンに教えてもらった幻覚魔法で…





「な……なに?」
「おまえら……」
「アニマに吸い寄せられてる…あのアニマはこのエドラスにある魔力すべてを…つまり体内に魔力を持ってる私たちも吸いとろうとしてるんだ…」
「おっ!!ルーシィ!!!ハッピー!!!」
「ナツ!!!」
「無事だったか…!!!ナツ!!」



ナツたちも体が光ってるし…多分私の体も光ってるんだろうけど



もう少し時間がほしい

第百四話 王女様→←第百二話 二度目の茶番



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EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2020年5月3日 7時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
大和(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます。作者の私も早くラクサスとくっつかあいかなーと思いながら書いております笑 楽しんでもらえたようで何よりです。これからも更新頑張ります (2020年4月22日 17時) (レス) id: ef283ab9cd (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - ここまで一気読みしてきました!!フリードの坊主で倒れるシーンなどシスコン度がどれくらいか分かってとても面白く、それと同時にラクサスとはやくくっつけ!!と思いました笑。とても素敵な作品をありがとうございます! (2020年4月19日 15時) (レス) id: ed6ff61718 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:大和 | 作成日時:2020年3月14日 22時

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