第九十九話 大魔王ドラグニル ページ11
A side
ミストガン達の下を離れて城下へ向かう
……悪役と英雄が必要、か
っっ!!あれは…
「ナッハハハハハハハ…我が名は大魔王ドラグニル!!!この世界の魔力は…オレ様が頂いたァ!!!!」
「ナツ…」
「貴様らの王は!!!俺様が仕留めた!!!特別命だけは助けてやったがな!!!レッドフォックス!!!マーベル!!!我が下僕たちよ!!!この街を破壊するのだ!!!」
「ギッヒヒヒヒ…」
ガジルの悪人面がマジだ…
というかいつミストガンの話を聞いて…
「なんだアイツは!!!腕が剣になってる!!!」
「あれは!!!この街を滅ぼそうとする大悪人!!!それはそれは悪魔のような連中です!!!」
「がおー!!!!……ゴメンナサイ」
ウェンディちゃんは可愛いね…どう見ても悪魔には見えないだろうが…
「何をしているんだ!!!よさないか!!!」
「もっと街を破壊するんだ!!!下僕ども!!!」
「さっきから下僕下僕うるせぇぞコノヤロウ!!!」
「いいからやるのじゃ!!!」
「口調代わってんじゃねぇか」
本当だよ……だけども好都合だ
ナツの騒ぎに便乗しよう
「アイツ…まさか…」
「アイツらがこの世界の魔力を奪ったのか!!!大魔王ドラグニル…」
「そうです!!!我々の幸せを奪った張本人です!!!」
「なんだと!!?魔力を返せ!!!」
エドラスのガジルが民衆を焚き付けてくれてる…流石ガジル…!!
「やだね…俺様にさからったものは全員…」
「ひっ!?口から火が!!!バケモノ!!!」
「よせ!!!ナツゥ!!!!」
「ア?」
城からミストガンが叫んでナツを止めようとしている…気づいてミストガン…ナツが何をしたいかって…
「い…今の誰だ…そこだ!!!城にいるぞ!!!」
「俺様は大魔王…ドラグニルだ」
「馬鹿な真似はよせ!!!王は倒れた…これ以上王都へ攻撃など…!!!」
「ファイアーーーー!!!!!」
「よせっ!!!」
「お前に俺様が止められるかナァ?エドラスの王子様よォ?」
確かにミストガンは本物のエドラスの王子
……しかし7年前からずっとアースランドでアニマを塞ぐ旅に出ていたんだ…
こっちの世界では行方不明になっているって話を聞いたことがある
民衆が…信じてくれるかどうか…
「皇子!!?…7年前に行方不明になった…ジェラール皇子!!!まさか…本物の訳ないよ」
「何故やつらがこんな所に…」
「ボ、ぼきゅが知らせたんだ…君たちの会話…聞いちゃったから…」
「ナディ様…」
「こいよ…こねぇとこの街をあとかたもなくけしてやる」
これでミストガンが思惑に気付けば…
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EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2020年5月3日 7時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
大和(プロフ) - しーちゃんさん» コメントありがとうございます。作者の私も早くラクサスとくっつかあいかなーと思いながら書いております笑 楽しんでもらえたようで何よりです。これからも更新頑張ります (2020年4月22日 17時) (レス) id: ef283ab9cd (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - ここまで一気読みしてきました!!フリードの坊主で倒れるシーンなどシスコン度がどれくらいか分かってとても面白く、それと同時にラクサスとはやくくっつけ!!と思いました笑。とても素敵な作品をありがとうございます! (2020年4月19日 15時) (レス) id: ed6ff61718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:大和 | 作成日時:2020年3月14日 22時