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【生い立ち】
名家・エグリマティアス家の分家、争いを司るポレモス家の長女。高い魔力と魔法のセンスを持ち、幼くして厳しい訓練を受ける。元々口数が少なく表情も暗い、子供にしては妙な不気味さであるゆえか、幼少期から一族内の嫌われ者で、“怪物” “カラス女”などと罵られながら育つ過程で心を閉ざしていった。唯一の心の拠り所であり自分を愛し守ってくれていた母は、彼女が5歳の頃に病でこの世を去ってしまった。それを境に訓練はより厳しくなる。外に出る暇も与えられず、一族以外の人間に会うこともなく、怪我は増えるばかりだった。
オ・コニキュラタ魔法魔術学校ではウィズドレッジ寮に所属し、学生時代は人を一切寄せつけずひたすらに勉強を積み重ね、好成績を残し卒業した。
【人間界・非魔法族をどう思うか】
手にしたものが大きくズレただけで、本質としては双方大きくは変わらない派。そもそも根元は同じ魔法を持たぬ人間だったのだから、似たり寄ったりなのは当たり前だろうというスタンス。魔法族が人間について語ること、ほとんどが専らブーメランだと思いながら聞き流している。
「……さあ。私はあちらと交わる気はないし、あまりよくは知らないわ。人から聞いたものばかり。やれ野蛮だ、やれお人好しだ、やれ利口だ、やれ狡猾だ。……ふふ、どの口が言うのかしらね。私たちも対して変わらないものだと思うわ」
【その他】
魔力量…A
コントロール…A
スピード(連射性的な)…C
銀への耐性…C
〇好きなもの・こと–カラスの羽、特別扱い、パンプキンパイ
カラスの羽
└よく見ると何色もの光を孕んでいて、芸術性に溢れている。その鈍く弱いながらも確かにそこで輝いている、そんなところがたまらなく愛おしい。
特別扱い
└ヴェロニカにとって、己の存在を無視されることは何にも勝る苦痛である。それゆえに彼女は他人の意識に己が入り込むことを基本的に好む。特別扱いされるということは即ち、多少なりとも彼女が何らかの形で認識を受けているということの証明となる。
パンプキンパイ
└幼い頃、今は亡き母がよく作ってくれた思い出の食べ物。とっても甘くて少ししょっぱい、シナモンが香る幸せの味。
〇嫌いなもの・こと–無視されること
無視されること
└上記参照。彼女にとって何よりも耐え難いもの。嫌われることよりも、ずっと。
〇家族構成–祖父母、父、弟、妹
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作者名：疫病 | 作成日時：2022年5月5日 18時
