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【役職】魔法省 治安維持隊
【使い魔】カラス
└黒い体のごく普通のカラス。ピンク色のリボンを首(?)に巻いている。
【サンプルボイス】
一人称…私
二人称…貴方
「はじめまして。私の名前はヴェロニカ・ポレモス。貴方の同僚にあたるわね。……、……?……ああ、“はじめまして”ではなかったかしら。ごめんなさい、私、人の顔を覚えるのが苦手なの。気を悪くさせてしまったのなら謝るわ」
「………………まぁ、野蛮な方ね。そう興奮なさらないで。貴方が私に敵意を持っているならば、私は今ここで貴方を縊り殺してしまうかもしれないわ。……ふふ、冗談よ。けれど焦りは禁物。本当にその命、落っことしてしまうかもしれないわよ」
「そうね、特別扱いされるのは好きよ。だあいすき。没個性に生まれてそのまま退屈に生きるの、だってつまらないでしょう。私だったら耐えきれないわ。……ああ、カラス。おまえ、どうしてそんなに美しいのかしら!」
「身の程を弁えろと怒鳴られたのならば、いいですとも、ひっそり夜にでも溶け込みましょう。……けれど、ご存知かしら?カラスってね、光るものがだあいすきなの。ねえ、貴方の目、とってもキラキラしているのね。2つもあるのだもの、1つくらい、いただいてもいいわよね?…………なあんて」
「私、誰にも救ってもらえない人生なんて嫌だわ。救ってあげたいし、救ってもらいたい。我儘だとは自覚しているわ、けれどこれってそんなに面倒な要求?誰かに必要とされたい、誰かに手を差し伸べてほしい…………ごく自然なことだと思うのだけれど」
「両親や兄弟には嫌われているの。私があんまり優秀すぎるからかしらね?“気持ち悪い”だとか罵られているうちはまだ良かったわよ、けれどもう最近は認識すらしてもらえない。ポレモス家にとって私なんて空気同然なの。力を持ちすぎた化け物なんて不要ってこと」
「善人でいなきゃ人に生きる価値はないのかしら?違うでしょう。万人が認める悪人でない限りは陽の光を浴びて歩いたって許されるの。……なのに、清くあれだの慈悲深くあれだの……善人でも悪人でもない私たちは生きづらいことこの上ない。それにしてもひどい話ね、自称善人共は人の手によって造られた善がどれほど醜いのか知らないみたい」
「パンプキンパイをひと切れ、それと紅茶を1杯。思い出に浸れる時間があるだけ、今は充分幸せかもしれないわね」
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作者名:疫病 | 作成日時:2022年5月5日 18時