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【使い魔】黒猫
└ルチアと同じ、灰の瞳を持ったメスの猫。主人には非常に溺愛されており、他人に対し妙にふてぶてしくプライドが高い。名は“ネライダ(『妖精』の意)”。
【サンプルボイス】
一人称…私
二人称…あなた
「まあ、こんにちは。私の名前はルチア。……家名?そんなもの、ここでは大して意味を成さないんじゃないかしら。……あー、ん、そうね、教えてしまってもいいでしょう。ええ。私はルチア・サンダルフォン・ウィンクルム。よろしくね」
「うーん……あなたのその提案、確かにとっても素敵だけれど……私は反対よ。いくら魔法が万能とはいえ、それを扱う私たちは万能じゃないわ。こちらがいつまでも優位に立っているだなんて思い込んで驕っていたら、いつか足元をすくわれてしまうんじゃないかしら。私、あなたがとても心配よ」
「まあ。あなたってとっても素敵に微笑むのね。まるで朝日のようだわ。いいえ、星の光と呼ぶ方がいいかしら?それとも湖の煌めき?どれもこれもあなたのその微笑みには敵わないけれどね」
「あら、緊張しているのかしら?大丈夫よ、怖くないわ。私に身を委ねて、全身の力を抜いて……そう、いい子ね。元から素質があったのかしら、上手よ」
「人の心に響くような…………私は苦手ね。どうも私はいまいち他人の気持ちを汲み取るのがダメみたいで。わけも分からないまま友人を怒らせてしまうこともよくあるの。……話がずれてしまったわね。とにかく、心にダイレクトに訴えかけたいのなら、相手の心情に寄り添うのも大事だと思うの。私はうまくできなかったけれど、あなたならやれるって信じてるわ」
「え〜っと……“森の天使の特製スイートハニーパンケーキホイップ3倍盛りでチョコレートシロップとフルーツ大盛りバニラアイス三段盛と、アイスココアのラージサイズホイップクリーム5倍盛りチョコレートシロップ・チョコチップ増し増し”、いただけるかしら。………………兄からの頼まれ事よ」
「あら?なあに、その手。どうして私からワインを取り上げようとするのかしら。んもう、みいんな私の酒癖が悪いって言うのよ、まさかあなたもそう言うんじゃないでしょうね?そんなことないのに。私はいつだって節度を守って飲んでるんだから」
「酔ってなんかいらいわよ〜!!ちょっと……返しなさいよお、わらしのお酒〜……んん……ねえもおいいかえんにしあさいってばあ、わらしらっれおこるんらあらね〜〜〜〜〜!?」
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作者名:疫病 | 作成日時:2022年5月5日 18時