吉野順平ガチ勢が原作をぶっ壊す話2

久々の再会にハグでもするかい？ ページ30

『結局交流会まで京都校にお世話になってたね〜、歌姫先生色々ありがとうね？』

｢あんなクズのとこなんかやめて京都校に転校しちゃえばいいのよ｣

『それは遠慮しようかな…遠距離恋愛は得意じゃないですから……』


新幹線にのって降り立ったのは東京、今日はそう、東京校との姉妹交流会の日だ

約1ヶ月の間、ボクは一応東京校の生徒でありながら京都校て過ごしていた

そのせいか、なんだか東京校に戻るのが少し寂しく感じる


｢柊くんならいつでも来ていいからね、柊くんに服選んで欲しいし｣

『うん、遊びに行くよ』

｢何も永遠の別れというわけじゃないんだ。今は交流会に集中したらどうた｣

｢とか言って加茂、あんたも昨日凹んでたじゃないの｣

｢随分と夜遅くまデ起きているとは思っていたガ、なるほどナ｣

｢師匠！！離れていても俺たちの絆は永遠に続くからな！！｣

『結局その呼び方やめてくれなかったね…』



ため息混じりに東京校の階段を上っていく

段々と静かになる京都校メンバーに反し、ボクの心臓は高鳴るばかりだ

だって、この階段を超えた…その先には…！


｢あら、わざわざお出迎え？気色悪い｣

｢いいから菓子折り出せや、八つ橋葛切り蕎麦ボーロ！｣


京都校と東京校がバチバチと火花を散らす中ボクはただ1人の元へ駆け出す

相手もボクの存在に気づいていたのか、振り向いて少し微笑んでくれた


『じゅんっ…ぺーーーーい！！！』

｢うわっ…？！危ないよA…！｣

『ごめんごめん、だってほぼ二週間ぶりだし、元気してた？』

｢おいこら柊、他所でやれ｣

『いでっ』


真希さんが脳天に手刀を落とし、その痛みに思わず声が漏れる

勢いのままに抱きついた順平は普段と変わらない少し困ったような笑顔をボクにみせる


｢はいはい、交流会前から喧嘩しないの。少しはAと吉野くんみたいに仲良くしなさい｣

『歌姫せんせー！これは仲良くではなくイチャイチャです！』

｢ちょっ、大声で訂正しないで…！！｣

｢チッ……このバカップルめ…｣

｢なんだ野薔薇、嫉妬か？｣

｢うっさいわねパンダ！！｣


歌姫先生が登場し、その場は1度落ち着く、だが困ったことに

五条先生の姿が見当たらない

まぁ、大方遅刻だろうな……そんなことを考えていると

道の奥から大きなケースを押して走ってくる長身の男の姿が見える


｢おまた〜！GTGの五条悟だよ！｣

『グレートなティーチャーは遅刻しないよ』

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