吉野順平ガチ勢が原作をぶっ壊す話2

秘密の任務、秘密の耳打ち ページ31

｢実は僕先日海外に行ってましてね〜、これ京都港のみんなにお土産〜！歌姫の分はないよ｣

｢要らないわ！！｣


すっかりとマイペースにことを勧めていく五条先生に溜息をつきながら

そういえば悠仁くんも交流会に出るとか言っていたのに

この場に彼の姿がいないことに気がつく

そしてそんな時、五条先生が持ってきた大きなキャリーケースから

静かに魂の音色が滲み出ていることにも気がついてしまう


『……順平、もしかして…』

｢僕は止めたんだけど……｣

｢そして東京校のみんなには〜、故人の虎杖悠仁くんです！｣


五条先生がそう言うとともにケースが開かれ、そこから1人の少年が立ち上がる


｢はいっ！おっぱっぴー！☆｣


ドヤ顔で一発芸を決め、華麗に登場したと言わんばかりのその自信は

誰一人として笑わないという冷たい現実でかき消された

まぁ、それよりも気がかりなのは京都校の学長だろうか…

実は京都校の学長とは、1ヶ月も高専にいたというのに挨拶を交わしたことくらいしか

面識がないのである

原作では悠仁くんの殺害を目論んだ保守派に一枚かんでいるとの情報もあったはずだ


『交流会、無事に終わるといいけど、ま、頑張りますか』

｢え？なにA出ようとしてんの？｣

『は？』


思わず反射でそう答えれば、にこやかに笑みを浮かべる五条先生の姿が視界にうつる

五条先生は笑みを保ったまま、冗談でも言うかのように口を開いた


｢Aは高専でお留守番！京都校メンバーとして人数合わせようかとも思ったけど、Aがいるとパワーバランス崩れるっしょ〜｣

『はァァァァァァァァァ？！？！フッtheけんなよくそ目隠し！！！』

｢めっちゃざの発音だけネイティブじゃん｣

『てか去年は乙骨とかいう子が出て圧勝だったんでしょ？！ならバランスもクソもねぇだろこの規格外野郎！！！』

｢やだなーそんなに褒められるとさすがの僕も照れちゃう｣

『よぉしわかった結晶化がお望みのようで』

｢まってそれだけはやめててかどこから出したのさ｣


五条先生に議論を繰り返したり、縛りをかけるなどの案も提示したが

結局全て断られボクの出場権ら破棄された

そのうちマジで結晶化させようかと思っていたその時

すれ違いざまに五条先生が耳打ちしてきた言葉で思考は一変する


｢高専に呪詛師、あるいは呪霊と通じてる奴がいる。もしかすると高専を狙ってくるかもしれないから、その時は頼んだよ｣

原作知識あれば助かるけどそれだけ大変だよね→←久々の再会にハグでもするかい？

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