吉野順平ガチ勢が原作をぶっ壊す話2

乗り込み上等！！ ページ13

五条side


グッドルッキングガイの五条悟だよ

順平とAを引き離して早くも2週間、順平もなかなか強くなってきたし

Aも葵とそれなりに張り合うくらい体術が強くなったって歌姫から聞くし

いやぁ〜心を鬼にして良かった〜

なんて思っていたのもつかの間



｢おいクソ教師ツラ貸せや｣

｢五条先生、ちょっとお話が｣



何故か今、生徒にものすごい形相で睨まれています



｢淡々直入に聞きますが、吉野と引き離したという生徒……柊Aでしたっけ、その人と吉野にこの2週間で1度でも合わせましたか？｣

｢してないよ？したら意味ないじゃん｣

｢もう一個聞くわね、連絡とかはどうなの？それこそ電話とかは｣

｢Aの方のスマホ没収してるからそれもさせてないよ｣


質問に対し素直にそう答えるが、2人は大きく溜息をつき

まるでゴミでも見るような目で僕を見る

え、僕生徒にこんな目で見られるようなことしたっけ


｢こんの阿呆！！ばっかじゃないの？！引き離すと隔離は違うのよ！！｣

｢アンタのは完全に隔離ですよ、確かに距離を取らせることは必要だったかもしれませんが、一切の連絡なしはやりすぎです｣

｢でも順平も実際それで強くなったでしょ？なら少しくらい荒くても…【ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙｯ】


ふと、僕の言葉を遮るようにスマホが鳴った

その画面には歌姫のに文字が写っており、野薔薇と恵に｢ちょっとごめんね〜｣とだけ言って

電話に出る


｢はいは〜い、GTGの五条さt…

｢[Aから聞いたよ？！吉野とか言う子と2週間完全隔離してるんだって？！]

わぁおすごい剣幕｣


にしても野薔薇達と歌姫が同時に同じようなこと言ってくるなんて

珍しいこともあるもんだなぁ、なんて思っていれば、歌姫が｢スピーカーに切り替えて｣と

要求してくる

恵たちも聞きたそうにしていたしいいかと思いスピーカーにすれば

歌姫は息をついてから話し出した


｢[あんたの生徒、その吉野って子と同じ学年の生徒って今いる？]｣

｢今ちょうど目の前にいるわよ｣

｢[丁度良かった、そっちの子の様子も聞きたいんだけど…まずはAの状態について話すわね]｣

｢僕のこと忘れてない？｣


完全に僕をスルーして進められる会話だが

生徒の様子となれば僕も聞くべきと思って耳を傾ける


｢[Aだけど、完全にやる気なくしてスランプ状態よ]｣

｢偶然ね、こっちの吉野も同じ状態よ｣


あぁ…なるほど


そこで僕はやっと、2人が乗り込んできた意味を理解した

着せ替え人形になったような気分→←2週間も推しとお触り厳禁とか頑張った方だと思う

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