初登場からいきなりラスボス参戦するような気持ち ページ4
『へぇ、まさか吉野くんの家の真後ろがボクん家だったなんてね』
「僕もびっくりしたよ、道が1本違うだけで分からないものなんだね」
彼に連絡先を聞いた時にはドン引きされたが
「急に連れ込んだお詫びとして今度映画でも見に行こうよ、ホラーとか好き?」
なんて言う原作知識あってこその誘い文句をかければ
彼はボクが映画好きだと解釈したのか警戒心を解いてくれたようだ
「わざわざ送ってくれてありがとう、えっと…」
『Aでいいよ、ボクも順平くんって呼んでいい?』
「……!……うんっ」
ねぇ聞いた?「うんっ」だってさ、なんだよその可愛い返事可愛いかよ(末期)
「あれ?順平の友達?」
ふと後ろから飛んできた凛とした声
反射的に振り返ればそこには、順平くんとよく似たサラサラな黒髪ボブを揺らし
煙草の火を消す凪さん……そうつまり
「か、母さん?!もう帰ってきたの?」
「今日は仕事早上がりだったからね〜、それにしても順平に友達ねぇ」
順平くんのお母様である
転生して間もないタイミングでお母様来ちゃったよ
いや待てここで好感度上げとけばお母様に順平くんとの将来をokしてもらえる???
『どうも、柊Aです。先日後ろの家に越してきた者です、順平くんとは先程会い…』
「そんな堅苦しくなくていいよ〜、順平の友達なら大歓迎だからさ、上がっていきなよ」
朗らかにそう笑って玄関を開ける凪さんに慌てふためく順平くんを見て
胸の当たりがギュンッとなる感情を押さえ込みながら微笑みを保っていれば
順平くんはおどおどとしながらも口を開く
「あ、あの…Aくん無理しなくていいよ?母さんああいう人だから…」
『綺麗な人じゃん、順平くんが可愛いのはお母様の素晴らしき遺伝子が引き継がれているんだね』
「ん……???」
「お目が高いね〜、順平も顔はいいはずなのに全然彼女連れてこないし友達すらって感じだからあたし嬉しくてさ〜」
『こんなに顔立ちが整っているのに世の女子は何を見てるんですかねぇ』
いつの間にか順平くんに対する推し愛が出ていたがお母様はご機嫌なようだ
話の流れのままに雑談をしながらお家にお邪魔させていただくと
お母様が口を開く
「あれ?そういえばAくん高校は?」
『実はまだ決まってなくて…』
「なら、順平と同じとこにしたら?」
何故、こんなにも簡単なことに気が付かなかったのだろうか
順平くんと同じ高校に通えば…
順平くんを守れるという事実に
推しと過ごす時間ほど幸せなものってないと思うんだ→←よくよく考えたら今推しの吐いた二酸化炭素吸ってる?
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紅丸(プロフ) - つなまよT2(旧ちょこばなな)さん» ひぇ、マジで来ていらっしゃるこんな駄作読みに来てくれてありがとぅぅぅ (2021年7月27日 23時) (レス) id: e4c9b10277 (このIDを非表示/違反報告)
つなまよT2(旧ちょこばなな)(プロフ) - ななちゃん好き!!!!こ○はだよ!! (2021年7月24日 21時) (レス) id: b8726aa5c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - 好きです…←← (2021年5月5日 1時) (レス) id: ce721a0333 (このIDを非表示/違反報告)
おしゃけ - このような神作を作って下さってありがとうございます。愛してm(((すみません、きもかったす。 (2021年3月9日 22時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
紅丸(プロフ) - フーパさん» ガチ勢だからこそ出来る至難の業ですね……() (2021年3月2日 4時) (レス) id: c6adbfb1eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅丸 | 作成日時:2021年2月26日 20時