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第百二十八話 ページ8









記録 2018年 7月
  西東京市 英集少年院
  運動場上空


特級仮想怨霊(名称未定)
その呪胎を非術師数名の目視で確認
緊急事態のため高専一年生3名が派遣され






内1名 死.亡






















『緊急事態ねぇ……』




報告書を見てそう呟く




いくら緊急事態だからってまだ入ってばかりの一年に任務を任せるのは可笑しいだろ






そう思いながら解剖室へと足を運ぶ






















中で五条と伊地知が話している




五「わざとでしょ」


伊「と、仰いますと」


五「特級相手

しかも生死不明の5人救助に


一年派遣はあり得ない」




…五条の声を聞くのが久しぶりなような気がする




五「僕が無理をして悠仁の死刑に実質無期限の猶予を与えた


面白くない上が僕のいぬ間に特級を利用して体良く彼を始末ってとこだろう」




…確か五条はその時出張だったけ




五「他の2人が死.んでも僕に嫌がらせができて一石二鳥とか思ってたんじゃない?」


伊「いや、しかし

派遣が決まった時点では本当に特級に成るとは……」




伊地知が震えてるぞ




五「犯人捜しも面倒だ



上の連中

全員殺.してしまおうか?」




五条のその言葉を聞いてから

私は解剖室に入る




『珍しく感情的だな』


五「!!」


『随分とお気に入りだったんだな

彼』


五「…僕はいつだって生徒思いのナイスガイさ」


『てか、あまり伊地知をイジめるな


私達と上の間で苦労してるんだ』


伊「(もっと言って……)」


五「男の苦労なんて興味ねーっつーの」


『そうか』


伊「(もっと言って!!)」




伊地知の考えてる事がわかりやすすぎて思わず笑いそうになってしまう




『で

コレが』




そう言って私は布を取る




『宿儺の器か』




悠仁……




『好きに解剖(バラ)していいよね』


五「役立てろよ」


『役立てるよ


誰に言ってんの』




ホント誰に言ってんのって話だよ





五条

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マミ(プロフ) - カナリヤさん» カナリアさん、コメントありがとうございます! (2022年7月25日 15時) (レス) id: c251046863 (このIDを非表示/違反報告)
カナリヤ - とっても面白い!! 応援してます! (2022年5月23日 17時) (レス) @page4 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
マミ(プロフ) - MEGUMIさん» リクエストありがとうございます!五条さんと主人公ちゃんの結婚生活ですね!絶対書きます!続編でもよろしくお願いします! (2022年1月21日 17時) (レス) id: c251046863 (このIDを非表示/違反報告)
マミ(プロフ) - ライさん» コメントありがとうございます!出てきますよ。あのメロンパンが。全国の夏油さんファンを敵に回したかも知れないあのメロンパンが…。でも出てくると言ってもちょっとだけなので話を飛ばしてもらっても大丈夫なように書きたいと思います。 (2022年1月21日 17時) (レス) id: c251046863 (このIDを非表示/違反報告)
MEGUMI(プロフ) - おはようございます!番外編の内容はやっぱ悟君と成り代わりちゃんの結婚生活とか見たい!! (2022年1月21日 8時) (レス) @page40 id: 835a7597df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マミ | 作成日時:2022年1月11日 20時

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