今日:9 hit、昨日:11 hit、合計:11,495 hit
小｜中｜大
１３音 ページ14
「あれ、君呪術師？」
それは２０歳くらいの男だった。
『あぁ、正解だ。早速だが、死ね』
「くくっ…残念だけど、できないよ。
俺の術式、知ってるよな、ここに来るんだから。
ま、一応開示しとくよ。
俺の術式は〈記憶操術〉つって、記憶を操作できるんだ。分かりやすいだろ？
それと、操作する記憶は選べる。
奪ったり、逆に与えて混乱させるのもできるよ。
はい、終わり。単純だろ？」
単純、故に厄介。
『うし、さっさと終わらすか』
音痣術式・
術式発動
篠笛を奏でる。
「え、何それ、初めて見るなぁ。そういう術式なの？それとも好意？」
じわり、と男の体に痣が浮かぶ。
「は？」
『術式解放』
「〜〜ッ！！」
奴は２、３歩よろける。
『おぉ凄い。これで死なねーの』
「ッ口が悪ぃみたいだな！
記憶操術・
一応、脳を呪力で覆う。
「くそッ！？何で効かねえんだよ！！」
『……っし、そろそろかな』
音痣術式・残響
“
「〜〜ッァあ！？！」
再び男に痣が浮かぶ。
そこから私の呪力が流れ込み
やがて、死んだ。
残響は、一度痣をつければ二度時間差で攻撃できる。
割と便利だ。
さて、任務も終わったし
．
．
記憶喪失のふりすっか。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しぐれ | 作成日時：2022年1月24日 21時
