~fyrtio~ ページ41
「ふぁー」
大きな欠伸と伸びをしながら二階から一階に繋がる階段を降りる。
最後に見つけた本を読もうと思ってたのにいつの間にか寝てしまっていた。
ハ「夜更かししてたの？」
ロ「面白い本でも見つけて寝れなくなったか怖い本見て寝れなくなったかのどっちかでしょ？」
「残念。正解は、お風呂に入ってからベットに寝転がったら朝でした」
隣で歩いているハリーが笑う。
「二人共、おはよう」
ロ「おはよ」
ハ「おはよう」
「ハリー、朝食はトーストだったのかしら？」
口の端に付いているマーマレードジャムを取ってあげる。
ロ「ねぇ、A」
「ん？」
ロ「あの後、大丈夫だった？」
「あの後…あぁ、教授」
ロ「スネイプは、いつもスリザリンを贔屓するって皆が言うから僕達のこと何か言ってたかなって」
「私が燐寸を針に変えた話をしたぐらいかな」
ハ「マクゴナガルが僕達を贔屓してくれたいいのになぁ」
「贔屓ねー」
地下に向かう螺旋階段を降りていると段々と寒くなってくる。
教授の部屋とは、別の廊下を歩き魔法薬学の授業が行われる部屋に辿り着いた。
壁にずらりと並んだ硝子瓶。
中は、曇っていて何が入っているか分からない。
知りたくも無い。
随分と悪趣味な教室だこと。
一番後ろの席に座ると教授が教室に入って来る。
一瞬、目が合うがすぐに逸らされた。
出席が始まるとハリーの名前まできて止まる。
ス「ハリー・ポッター。我らが新しいスターだね」
前方席に座るマルフォイの肩が揺れる。
笑っているのだ。
膝の上に乗っている拳に力が入ってしまう。
出席を取り終わると、教授は生徒を見渡す。
冷たい視線に背筋が伸びる。
ス「このクラスでは、魔法薬調剤の微妙な科学と、厳密な芸術を学ぶ」
呟くような話し方。
ス「このクラスでは杖を振り回すような馬鹿げたことはやらん。そこで、これでも魔法かと思う諸君が多いかもしれん。ふつふつと沸く大釜、ゆらゆらと立ち昇る湯気、人の血管の中を這いめぐる液体の繊細な力、心を惑わせ、感覚を狂わせる魔力…諸君が見事さを真に理解するとは期待しておらん。我輩は教えるのは、名声を瓶詰めにし、栄光を醸造し、死にさえ蓋をすう方法である。ただし、我輩がこれまでに教えてきたウスノロ達より諸君がまだましであれば、の話だが」
長ったらしい話に欠伸が出そうになるが太ももを抓って耐えた。
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ぷぷぷ - ダンブルドアって書かないのはあえてなのかな (8月22日 8時) (
レス) @page10 id: 5bee2b7465 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - フォールさん» フォール様初めまして！コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとても嬉しいです。なかなか更新は出来ませんが生一杯頑張りますので完結まで長いと思いますがよろしくお願いします。 (2023年1月23日 21時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - めっちゃおもしろいです！どんな展開になるのか続きが楽しみです！！応援してます！ (2023年1月23日 20時) (レス) @page24 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 箱さん» 箱様、初めましてアルマジロです。コメントありがとうございます。箱様の素敵なコメントに凄く嬉しくて飛び跳ねそうです。これからも子の作品をよろしくお願いします。 (2023年1月18日 18時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月17日 21時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年1月10日 23時
