~fyrtioen~ ページ42
ス「ポッター！」
教授が突然、ハリーの名前を呼ぶとハリーの肩が跳ねた。
ス「アスフォルデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか？」
ハリーは、横に座るロンの顔を見るがロンも分からないらしく首を横に振った。
高々とハーマイオニーの手が上がるので私も真似て手を上げる。
このままだとハリーが一方的な質問攻めにあう。
ハ「分かりません」
教授がせせら笑う。
ス「ッチ、ッチ、チ。有名なだけではどうにもならんらしい」
私と、ハーマイオニーの手は無視された。
ス「ポッター、もう一つ聞こう。ベゾアール石を見つけて来いと言われたら、何処を探すかね？」
ハーマイオニーが椅子に座ったままで挙げられる限界まで高く手を伸ばした。
ハ「分かりません」
マルフォイとその隣にいる男の子達が身をよじって笑っている。
ス「クラスに来る前に教科書を開いて見ようとは思わなかったわけだな、ポッター、え？」
きっとハリーの事だから教科書には、目を通しているはず。
隅から隅まで暗記出来る人間なんて魔法薬学が大好きな教授だけでしょ。
テーブルに頬杖を突いて目線を天井に向けて教室全体に聞こえる大きさの溜息をついた。
ス「ポッター、モンクスフードとウルフスベーンの違いはなんだね？」
とうとうハーマイオニーが椅子から立ち上がり、天井に届かんばかりに手を伸ばした。
「モンクスフードとウルフスベーンは同じ植物で、別名をアコナイトと言いますが分かりやすく申し上げますとトリカブトのことです」
全員が振り返る。
「先程、ハリーが答えられなかったアスフォルデルとニガヨモギの組み合わせは眠り薬となり、それを生ける屍の水薬と言われています。ベゾアールは、山羊の胃から取り出す石で、大抵の薬に対する解毒剤になります」
ス「諸君、Ms.ノジェイスが今言ったことをノートに書き取らんか」
一斉に羽根ペンと羊皮紙を取り出す音がする。
ス「ポッター、本来であれば君の無礼な態度でグリフィンドールは一点減点だったぞ」
とりあえず一点減点は、死守したぞ。
ハリーが振り返るので親指を立てると嬉しそうに笑ってくれた。
さぁ、残りの授業もグリフィンドール生を守らないと。
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ぷぷぷ - ダンブルドアって書かないのはあえてなのかな (8月22日 8時) (
レス) @page10 id: 5bee2b7465 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - フォールさん» フォール様初めまして！コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてとても嬉しいです。なかなか更新は出来ませんが生一杯頑張りますので完結まで長いと思いますがよろしくお願いします。 (2023年1月23日 21時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - めっちゃおもしろいです！どんな展開になるのか続きが楽しみです！！応援してます！ (2023年1月23日 20時) (レス) @page24 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - 箱さん» 箱様、初めましてアルマジロです。コメントありがとうございます。箱様の素敵なコメントに凄く嬉しくて飛び跳ねそうです。これからも子の作品をよろしくお願いします。 (2023年1月18日 18時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月17日 21時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年1月10日 23時
