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「な゛ん゛で゛い゛ん゛だ゛よ゛っ゛!!!!!!」
「アハハハハハ」
「Aこそ、なんでいんのさー」





Aは躊躇いなく光の胸ぐらを掴み、ガクガクと全力で揺さぶった。






数分前。彼女等は『ホスト部に会わなくてよい』そう話した瞬間の彼等の登場に思わずスーパー袋を離しかけて、慌てて持ち直した。



いったいどんな確率で、どんなタイミングでここにいるのか。




心の底から『なぜ』と、叫びたくなるその事実。




その事実にハルヒは脱力し、Aは怒りに走った。



それが、現在。






「しかもバッチリ私服じゃん!プライベートでもハルヒに会いに来る?なんだそれ!もっと金持ちの休日を謳歌しろや!!!」

「アハハハハハ」

「いや金持ちの休日ってなにさぁ!アッハハハハっ?」





怒りに身を任せて力をふるうAを___普段余裕ぶってるAを怒らせるのを___面白がるように、揺さぶられながら愉しそうに笑う光。


その様子を指差しケラケラ笑いながら、そういう馨。


そして、ぎゃんぎゃん喚くA。





もはやそれは、『第三音楽室での光景』であって、休日というにはあまりに休まらない条件が整ってしまっておりました。






つまり




「今日!私が!ハルヒっちに!遊びに来る日で!お前らにゃ用ないんだよ!」





正直な理由と、がくん!特大の揺れを光に送りつけた瞬間




「はっはー、俺らも」



光はAの両腕をガッシリと捕縛し、元々 近距離にあった顔をずいっと寄せ





「週末ハルヒの家遊びに行くって、誰かさんが言ってたからさぁー?」


にひぃ


整った顔立ちは、その意地の悪い顔すら美しく見えてしまうからタチが悪い



たぶん少女は見た途端に頬を染め上げ、目を逸らし、何か気の効いた言葉を言おうとして言
葉に詰まる。



彼等が見てきた世界ではそんな反応が多かっただろう。


『私の話を耳にいれてくれていた』
それだけでも、姫たちは舞い上がるものだ。






まあ






「はぁあああ??!話聞いてその日に来るとか、まじで一発殴らせてくんないですかあ?!!!」






Aにとって……いや、Aとハルヒにとってそんな、距離が近いことや、彼等の笑顔などは些細なことで




家に来たことと、勝手に話を聞かれた事が





大迷惑なことで。









「つーか、ちっかいんだよ!!嫌がらせも大概にしっっろばぁぁぁああっか!」






もはやAをさらに怒らせる、油にしかならないのである。

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ヒソク(プロフ) - 占ツクは普段あまり開かないんですがこの作品が好きすぎて定期的に見に来てます( ˘ω˘ ) (2020年8月5日 21時) (レス) id: 0e1031415e (このIDを非表示/違反報告)
れな - はやくみたい、明日もおねがいしやす (2020年4月18日 3時) (レス) id: ebfb4b5959 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 続き楽しみにしてますー!落ちとか気になってドキドキです! (2020年4月6日 5時) (レス) id: 71414e5053 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - おもしろくて一気読みしちゃいました!続きが気になって仕方ありません!誰オチになるのでしょうか…ワクワクドキドキ!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年4月1日 21時) (レス) id: 3d109989cb (このIDを非表示/違反報告)
ネジ - いつも楽しく読ませて頂いてます!これからも頑張ってください! (2020年4月1日 5時) (レス) id: 71414e5053 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゅういち | 作成日時:2020年3月6日 15時

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