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跪き___環がさっきやったように___ハルヒの手をとる
「この命尽きても」
手の甲に優しく
「永遠に君の側を離れないと誓う……」
口づけた
「「「「______?!!?」」」」
「わー、すっごいなァ」
Aの棒読みの言葉すら気にしない程度には、全員が
いや
姫たちは、眼福だと言わんばかりに頬を染め上げ
環はぎゃん!
「な!?!!、?!!」
信じられない。とばかりに言葉を失う。
環がわたわったとする中、その隣をすり抜け、
『鈴蘭』と『雛菊』と呼ばれていた2人の姫が、
ハルヒとAを離そうとしない『その生徒』
「紅薔薇様ったらおそいですわー」
「困った人ね…こんな可愛らしい方たちをどちらで?」
『紅薔薇』に駆け寄って、ふふふ。とお上品に微笑んだ。
ハルヒとAの顔を覗きこみ、あら?っとどこか嬉しそうに
紅薔薇が
「男装してても僕にはすぐ わかったさ…ごらんこの澄んだ乙女の瞳を…」
ハルヒとAの顔を上げさせようとするもんだから
「っおーっと。
顎に触れた紅薔薇の手を掴み、押し返しながらAは笑う
ゆらり、と
不穏に
いつだったか、ハルヒが襲われ殴られた時のような据わった眼差しで
三人のその生徒を順々に見比べて
「彼女は藤岡ハルヒ。私の自慢すべきめっっちゃくっっちゃ可愛いイトコです」
『その他の姫』たちをが なぜか もうこの音楽室にいないことを確認したうえで、
ニィ、とそれはそれは頼もしく笑いました。
「なのでその言葉、共感します」
お忘れかもしれませんが
______……Aはやっぱ面倒な性格してるな
片山Aはハルヒの事が好きで大好きであり
「プレゼンしましょうか…?!!!」
なぜか得意気にそう叫べる程度には
「「やっぱアイツ、殿と同じくらいヤバイよ」」
よく言って『少しズレた』
悪く言って『頭のおかしい』
そんな奴でありました。
そして、ペラペラハルヒについて語りだしたAを止める者はいないのであります。
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ヒソク(プロフ) - 占ツクは普段あまり開かないんですがこの作品が好きすぎて定期的に見に来てます( ˘ω˘ ) (2020年8月5日 21時) (レス) id: 0e1031415e (このIDを非表示/違反報告)
れな - はやくみたい、明日もおねがいしやす (2020年4月18日 3時) (レス) id: ebfb4b5959 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 続き楽しみにしてますー!落ちとか気になってドキドキです! (2020年4月6日 5時) (レス) id: 71414e5053 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - おもしろくて一気読みしちゃいました!続きが気になって仕方ありません!誰オチになるのでしょうか…ワクワクドキドキ!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年4月1日 21時) (レス) id: 3d109989cb (このIDを非表示/違反報告)
ネジ - いつも楽しく読ませて頂いてます!これからも頑張ってください! (2020年4月1日 5時) (レス) id: 71414e5053 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゅういち | 作成日時:2020年3月6日 15時