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南校舎の最上階







北側廊下の突き当たり









扉を開けるとそこは______








「ああ姫よ…







例え世界が滅びようと 、僕は…」







姫の前に膝をつき、優しく姫の右手を掬い指先に軽く唇を落とした







「命にかえても君を守る



騎士(ナイト)でありたい…」


「環様……!!///」






______西洋騎士の間でした









磨き抜かれた甲冑



キラリと光とレイピア


装束豊かなその衣装







日本の音楽室とは思えぬ光景に、姫たちはうっとりと呟きます







「素敵ねぇ…///

環様は西洋の衣装がお似合いでらっしゃるから」



はぁ、と火照った頬に手を沿わせながらまた別の姫が



「あら、常陸院御兄弟も麗しくてよ?」



普段控えめな姫も ふふ と



「私はモリ君に守って頂きたいわ…///」






ねぇー///

と幸せそうに笑った姫たち。


しかし、そんな言葉を軽やかな笑い声で遮る『女生徒』が一人_______






まだ湯気をあげるカップから口を離し




「そうかしら?

『命にかえても』だなんて随分と傲慢な感情ではなくて?」







「それで残された女が喜ぶとでもお思いかしら?」






珍しく___れんげ姫の例を除いて___環の言葉を否定的に捉える言葉に


ホスト部員が思わずそちらを見る





「仕方ありませんわ鈴蘭姉様」




また別の可愛らしい声がひらり





「自分の身ひとつ守れない不甲斐なさを都合よく変換して


恩着せがましいったらありゃしない」



「まあ…雛菊はおりこうさんね」






あまりない そんな言葉に、環は柔和に笑って一礼する


「これは手厳しいな」



紳士を売りにできるだけあって、表情から笑みが消えることも、言葉が荒くなることもない。






「ではどんなお言葉をご所望で?」

「そうだな」





す、
環に答えるように凛々しい声が響く







「僕なら決して彼女らだけにはしないね」





コツ…





踵を鳴らしながらハルヒの肩に手を置き、Aの腰を引き寄せる






「ハル…??」
「A…?」




ホスト部の困惑は、





「戦うなら共に

叶うなら共に果てよう」






ふ、と微笑んだその男子生徒用の制服を着た見慣れぬ生徒




肩を抱かれたハルヒは不思議そうに

腰を持たれたAは少し困ったように






だが、そんな二人の様子は気にせずその生徒はーーーーー

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ヒソク(プロフ) - 占ツクは普段あまり開かないんですがこの作品が好きすぎて定期的に見に来てます( ˘ω˘ ) (2020年8月5日 21時) (レス) id: 0e1031415e (このIDを非表示/違反報告)
れな - はやくみたい、明日もおねがいしやす (2020年4月18日 3時) (レス) id: ebfb4b5959 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - 続き楽しみにしてますー!落ちとか気になってドキドキです! (2020年4月6日 5時) (レス) id: 71414e5053 (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - おもしろくて一気読みしちゃいました!続きが気になって仕方ありません!誰オチになるのでしょうか…ワクワクドキドキ!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年4月1日 21時) (レス) id: 3d109989cb (このIDを非表示/違反報告)
ネジ - いつも楽しく読ませて頂いてます!これからも頑張ってください! (2020年4月1日 5時) (レス) id: 71414e5053 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゅういち | 作成日時:2020年3月6日 15時

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