検索窓
今日:127 hit、昨日:52 hit、合計:286,912 hit

56 ページ9

「「「っふっは、あははっっ///」」」






3人分の笑い声が響く。




「ひーっ、言ってみるとヤッバイなぁ!僕このキャラで、っふはは、い、いこうかなぁっ??!あははっ///」




私は思わず言ってしまう。
いやあ、かなりいいキャラクターではないだろうか。
楽しいし。


それに続くように光君と馨君はケラケラ笑う




「ヒー、Aっそのキャラいいんじゃなっ?!て、てゆーかなんで、っはは、首かしげ…っ///」


「ひー、可愛いってっ、ぅ、はははっ、もうAは、は、ハルヒよりぜんぜっ…えんぎりょく…ひーっ///」



「うっさ、あっはっはっ〜〜!///」







目に涙を溜めながら笑う私達3人を、先輩2人は楽しそうにこちらを見るから



「は、埴之塚先輩〜〜銛之塚先輩、きい、聞いてましたか今の___」







止まらぬ笑い声に、終止符を打ったのは







ガン!!!








何か重たい物がぶつかった様な、そんな音。









ざわり、と空気が揺れたのが分かり、その場にいた全員が現場に駆ける。







今此処にいなかったのは、鳳先輩、須王先輩、れんげ姫、そして______







「__ハル____」








壊れたセット




座り込むれんげ姫




うずくまるハルヒは






泣いて_____






ガッ!




須王先輩が拳を振るった______









その全ての光景に









「っ、」









ぎく、と体が強張るのが分かる。









______________________________、





重たい音が、












________________________



流れた記憶は。


どうしても。









私は顔をしかめる






殴り合いの喧嘩に、遭遇したことがない訳じゃない。








だけど









私は、









似たような









状況が_____.









「A」
「Aちゃん?」





「はっ、い………?!」




声が裏返った。

私があからさまに動揺したのが、バレる。




これは、マズイんじゃ





「大丈夫?」







頭にのせられた手
掛けられた声








「銛之塚先輩…?埴之塚先輩、。」






いや






「おっかないねぇ?暴力は」
「…」


「凄い迫力で…」






優しい空気に触れた。


ここはバカみたいに広い校庭なだけ。




恐れるべきは光君と馨君(アクマ)須王先輩(アホおうじ)だけだ。

57→←55



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (92 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
266人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きゅういち | 作成日時:2020年1月28日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。