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一目惚れしてみた<緑の場合> ページ5
くだらない話をしながら友達と帰宅し
また明日ね〜なんて言いながら、帰路を別れる。
住宅街を歩きながら周りの風景を見る。
風で木々の葉が揺れている様子や人を見るのが好きだ。
何やら向かい側から賑やかな声がするのでそちらをちらりと見てみる。
男性が5、6人ぐらいで楽しそうに歩いている。
その中でも一際目立つ声の大きな笑い声。
その笑い声が誰のものかは分からないけど、
「えぇ〜!!まじで!!!」
すれ違いざま、たったそれだけの言葉を聞いただけでこの人だと思った。
キャスケットを被った背の高い人。
声を聞いただけ、チラッと姿を見ただけ。
それだけで心拍が速くなるのが分かる。
もっと聞いてたい。何なら話したい。
だけどあの集団に話し掛ける度胸なんて無いわけで。
歩いていく集団の背中を見つめながら、彼にまた会えたら…と思うのだった。
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作者名:莉斗 | 作成日時:2022年6月11日 15時