転生して皇女になって転生した。色々やってんね (ページ3)

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妙な奴らと並走し、迷宮に飛び込む。黄色いのが目を向いていたが無視だ。

身体が引っ張られる様な感覚と共に思わず瞑っていた目を開けると、壮大な何かが広がっていた。

かと思えば、今度は水溜りの地面に横になってた。滅茶苦茶だな。魔法陣も隠蔽してあって見えなかったが転移魔法だろう。何か息ができなかった気もするがまあいい。

地面に倒れる二人を見る。巨人は消えていたが、噂の金属器だろうか。

………起こすか、起こさないか…………。ひとまず周りを確認するか。

少し先に進むと洞窟から抜け、それはそれは幻想的な風景が広がっていた。輝く岩肌に見たことの無い植物。もはや異世界と言ったほうがいいな。

そして無数の穴。穴。穴。これ以上はあいつらが目覚めるのを待った方が良さそうだが…かったるいな。

そう思ったとき、1人目覚める気配がしたので戻る。

「先にお前が目覚めたか」

「！？あ、さっき一緒に走ってきたおねえさん！！」

ビックリしてんなー。

・

自己紹介をし、情報をもらい、話し合う。

このチビはアラジンというらしく、ジンの金属器を探して旅をしているそうだ。深くは聞かなかった。どーでもいーからな。ウーゴ君とやらも見せてもらった。力を使う為に笛状態だったけど。

未だに気絶してるのはアリババ。そっちの方も色々聞いた。

ここに来るまでの経緯を聞いたが、バカで面白い。嫌いじゃないね。

話も終わる、となったとき、アリババが咳き込みながら起き上がった。

驚かれたし色々聞かれた。最低限言って流した。もちつけ。

アリババは興奮が収まらないそうで、洞窟を出た時も騒ぎ、無数にある穴のどれかに迷うことなく突撃しようとした。死にそう。

まぁ本当にヤバくなったら助ければいいか。見捨てるのは目覚めが悪いし。そんな訳でついていく。