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194話 ページ30

そして均衡は崩れようとしていた



大坪「速攻!!」


大坪から高尾。


そして高尾から緑間へとパスが回った



日向(なっ…まさかこの場面で3P打つのかよ!?)


そして緑間はシュートを放ち、戻ろうとしていた



黒子「走っててください」

火神「!」



パッ(シュートが決まる)



日向「しまっ……」



--誠凛ベンチ--



相田「っ……」

美緒「やっぱ高いなー」

柚輝「うん。でも、大丈夫」

相田「え?」



--観客席--


黄瀬「均衡が破れた!!」

笠松「これで流れは秀徳だ…!!」






誰もがそう思ったに違いない



だが、柚輝と黒子は違った




キュッ(パスを出し)



黒子が出したパスは緑間の横をつっきった



緑間「!!(なんだと!?)」



パシッダキャッ(パスを受けそのままダンク)


一瞬にしてやり返したのだ




緑間「黒子……!!」

黒子「すいません。そう簡単に第1Q獲られると困ります」






--観客席--


黄瀬・笠松「……」(かなり驚き)




春日「オイオイ〜、イチローのレーザービームかよ!?バスケだぞ!?」




ほとんどの観客がそのパスに驚いていた







--コート内--



大坪「なんだと……」(驚き)

高尾「あんなパスもあんのかよ!?」(同じく)

日向(オレも初めて見た…けどおかげで
流れはまだ変わってない…)



黒子「勝負は」

火神「これからだろ!」

緑間「……フン!」






その後何度か緑間にパスが回るものの


シュートは打たず、すぐに他へと戻していた


そしてその様子を見て疑問を抱く者


してやられたと思った者がいたという









--秀徳ベンチ--


中谷監督「な・る・ほ・ど。
ふーーーん…ふん…ふん…へ〜〜〜え…
見失うほどカゲ薄いってだけでもビックリなのに
あんなパスもあるのか、彼。
しかし困ったねー
こんな緑間封じがあるんだね。ふむ…
んー、どーしよーかなー…」







なにやらブツブツを呟いている相手側の監督



してやられたのか、少し頭を悩ませていた









だが--…




それもすぐ、解決することとなる

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作者名:Rita | 作成日時:2019年10月4日 19時

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