175話 ページ11
相田「そっか…わかったわ。
残念だけど、IH(インターハイ)が終わるまで
美緒ちゃんはベンチね」
美緒「そんな…ちょっとくらいなら大丈夫ですよ!
それにこの後の試合、王者二連戦ですよね?!
みんなが頑張ってるのに黙って見てるなんて嫌です!」
柚輝「ダメだよ、さっき先生にも言われたでしょ?
ここで無理をすると二度とバスケできなくなるかもしれないんだよ?!」
相田「あ、ちょっと待って!?
どういうこと?!ただの腱鞘炎じゃないの?!」
美緒「それは…」
柚輝「腱鞘炎に変わりはありませんが
かなり炎症がひどいらしくて
今より悪化すると手首の手術が必要になるんだそうです…
手術して治ったとしても
今まで通りバスケができるかどうかはわからないと…
美緒の場合、早撃ち長距離3pなんで
普通の人の倍手に負担がかかるので
今回手遅れにならなかったのが不思議なくらいと
言われました」
相田「なるほどね。ならなおさら出すわけにはいかないわ!
今後の選手生命のことを考えると絶対安静よ!
わかった?!」
美緒「うぅ…はい…」(かなり落ち込み)
柚輝「これが最後じゃないんだから。
今我慢すれば今後もバスケできるし…ね?
美緒の分まで、頑張るから!」
美緒「わかったよー…応援頑張る」
相田「そうしてちょうだい。
一応みんなには連絡しておくから
今日はこのまま帰りましょう!」
2人「はい!」
やはり女子の身体能力で
あんだけの大技を行うのは相当のリスクがあるようだ
今回のケガで、美緒はIH(インターハイ)予選
そして残りのIH(インターハイ)本戦
全て欠場が確定した
美緒をぬいた、残りのメンバーで
残りの試合全てに挑まなければならない
さぁ、誠凛はどこまで食らいつけるのだろうか
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Rita | 作成日時:2019年10月4日 19時