俺の隣人はコミュ障らしい3【おそ松さん】

76時間目 ページ4

〜おそ松side〜



お「はぁッ……はぁッ……はぁッ……………」




息を切らせ、廊下を突っ切り、





軽々と閉ざされた校門を飛び越え、








暗くなった夜道へ飛び込んだ。






脳内にまだ残る彼女のあの戸惑った様な顔。




一気に苦しくなる胸のどこか。




まだ熱い顔。









明日からどう接しようか、




返事は来るだろうか、








そんな疑問が頭の中をぐるぐる回って、




目にはじわりと温かさを感じる。








お「………どうしようっ、どうしようッッ…」





息が切れても、


泣き出したくてたまらなくても、





俺はただただ、走り続けた。








家の目の前に差し掛かり、



足の動きを緩め、

膝に手をついて、俺は忙しなく息を吸った。





目から涙がボロボロと零れ出し、
口が震えて止まらない、








フラフラと俺は家の中に入り、







荒々しく玄関の引き戸を閉めた。






チョ「あ、おかえり兄さん。随分遅かったね、なんかあったの？」
ト「おかえり〜、うわ、ちょ、何で泣いてんの！？」
「…はぁっ、はぁっ、……ど…しよ………ッ……」
「「は？」」
『……ッ、どうしようッッ………








Aに、“好き”って……言っちゃったぁ…っ……』







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おそ松verも書きました。
夢主verと所々違う描写があります。


やっぱり2人とも、不器用なんだね。



by作者

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