俺の隣人はコミュ障らしい3【おそ松さん】

99時間目 ページ27

〜おそ松side〜







お「はあぁぁぁぁ…………(汗)」

チョ「………いや、何の用？」






午後4時半、






ついにこの時が来てしまった訳だが、




現在俺が居るのは最上階の屋上…………







なんかじゃなくて、我が愚弟達のいる教室内である。








ト「………いや、急に僕達の教室に来てため息つかれても困るんだけど。」
お「ヤバいもう駄目だオワタ俺のメンタル崩壊のお知らせ。」
チョ「……ごめんちょっと何言ってるか分かんない。」
お「ついにこの時が来た。」
一「…“この時”って何。」

ト「………もしかして、告白の返事来る感じ？」
お「本当察し良いなトッティお兄ちゃんマジ尊敬する。」
チョ「え、まだAちゃん返事してないの？」
カ「フッ、愛を確かめるには長い時間が必要ry)「ごめんちょっと黙ってて」…え？」
ト「…今日来るの？」
お「そ、今日の放課後」
ト「放課後、ね。

……………え。放課後？」





突如、ガッ、と掴まれる腕、



お「え、ちょ、何」
チョ「放課後って今この時間帯じゃねーかっ！！」
ト「いや何でまだここいんの！？早くあの子ンとこ行けよ！！」
一「十四松、強制搬送。」
十「あいっ！！」
お「え、ちょちょちょやだやだやだ！！降ろして降ろして！！」
チョ「さっさと行って答え聞いて来い！！」
お「やだ！！絶対行きたくない！！」
ト「何でよ！？答え聞きたいんでしょ！？」
お「……いや聞きたいよ！？……でも、



駄目だったら……どうすんの…？」







ト「は！？そんな理由！？そんなちゃっちい事で諦めんの！？馬鹿なの！？

…………Aちゃんは、絶対兄さんの事好きだ…！！

僕でさえ分かる、

………だから！！行って来いよ馬鹿松兄さん！！
あの子の事が本ッ当に好きなら、
受け止めろよ！！」


お「……………。」

チョ「………行って来なって。あの子、待ってるよ？」

一「5時、……そろそろ時間ヤバイんじゃないの？」

カ「行くんだ、兄貴。」

十「兄さん行ってらッッ！！」

お「………………。」




時計に目を向ければ、とっくに5時を超えている短針、







……ハッ、そうだよな。


今更、怖いだ何だ言ってる場合じゃないよな。



やっと、やっと返事が来るんだ。


結果どうこうじゃない。




やっと、素の俺でAに会える。




それだけで十分じゃん。




口角を上げ、





お「……んじゃ、ちょっくら行ってくるわ。」




待っててA。



お前の答え、聞かせてよ。

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