俺の隣人はコミュ障らしい3【おそ松さん】

85時間目 ページ13

〜おそ松side〜








お「っくしゅん。」






午後3時。


陽は沈みながらも、まだ明るい校庭のグラウンドにて、






フードを目深に被り、周りの視線を気にしながら、
俺は土手に腰掛け、うずくまった。









今日も、学校をサボった。









別に深い意味はない。 ただの気まぐれだ。









そんな気まぐれに乗って、今日もこっそり学校に来た訳だ。









Aは元気にしてるかな、


学校ではたくさん笑ってるかな、






返事を、返してくれるかな……………









………………………………。



気づけば、この事ばかり考えている。






返ってくる訳ないのに、


返してくれる訳ないのに、









何でかな、




ずっと答えを待っている。





ずっと君の事を考えている。








ねぇ、答えてよ。









女子「A！！危ないッッ！！！」



突如、聞こえる甲高い叫び声。







え、今、Aって…









バッと顔を上げれば、グラウンドの中心にできた人集り、



その中心に倒れ込んだ少女の姿、

その背中には、見覚えがあった。









お「……………A…なの………？」






気がつけば、









俺は走ってた。






−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

oh,year…





by作者

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