リストラ君のお姉ちゃん

3)運命の時 ページ5

リンク「Aッ！！起きて起きて！！」

「ん……ぅ〜ん……」


リンクに勢いよく起こされた。
もう朝なのかな…？


リンク「大ニュースだよ大ニュース！」

「大…ニュー…ス…？」

リンク「来てきて！」


リンクに腕を引っ張られ、デクの木様の子どもの元へ連れていかれた。





デクの子ども「おはようございマス、A」

「おはよう……ふぁぁ〜…」

デクの子ども「リンク、Aに事情を話してあげてくだサイ。」

リンク「あのね、A！！」


リンクは私の手を握って、目を見つめる。


リンク「外の世界に出られるよ！」

「………え？」


聞き間違えだろうか。
もう一度聞いてみる。


リンク「だーかーらー、外に出れるんだって！」

「……嘘ぉっ！？」

デクの子ども「嘘じゃないデスよ。遂にAの運命の時が来たのデス」

「運命の時…？」

運命の時だか何だか知らんが、
とうとう外に出れるのね…嬉しさでテンションも上がらないわ。


「んで？『女の子だから危ない』とか、『魔物がいる』とかまた言うんじゃないの？」

シーラ「確かに危ないよ。でも、世界はAとリンクを必要とし始めたんだ」

デクの子ども「今、二人を必要としていれのはハイラルではなく、違う世界なのデス」

ナビィ「え？どこの世界よ」

デクの子ども「それはデスね……

スマブラ界デス」

リンク「(°д°)エッ！？そんなの聞いてないよ！？」

デクの子ども「びっくりさせようと思って、二人が揃ったら言うコトにしたんデスよ」

「すまぶら界って、リンクがリストラされた所でしょ？」

リンク「もうリストラって言わないで…」

「あ、ごめんごめん」

シーラ「また招待がきたのかい？」

デクの子ども「ハイ。特別な招待デス」

「特別な招待って…どんな？」

デクの子ども「双子の勇者なんて滅多にいないモノで、ファイターになりながらも、是非とも亜空軍を全滅させてほしいと」

「あくうぐん？何それリンク」

リンク「いや、僕も知らない」


デクの子ども「亜空軍とは……ボクにもよくわからないので、実際行ってみた方がよいでショウ」

「そんな無責任な…」

デクの子ども「ん？外にでたくないんデスか？」

「いや、出たい！！」

デクの子ども「なら決まりです。明日の朝、スマブラ界のゼルダ姫がハイラル城下町に迎えに来てくれマス。それまで準備していてくだサイ」

A、リンク「ハーイ！」

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