リストラ君のお姉ちゃん

18)血塗れの姉弟 ページ21

とりあえず天使を手当てした。

私とリンクの体のあらゆる所に天使の血がついてしまった。



「きたねぇ花火だ…」

リンク「A！？」

「冗談よ」



手当てしている時、天使は時折痛みのせいか、喘いでいた。


…だから変な意味じゃないって！！



シーラ「おやおや、天使かい？」

「あら、起きたの」

ナビィ「うん…Aの声でね」

「すみませんね」





二人の天使をズリズリと引きずり、テントの中に寝かせた。



リンク「僕達どうする？テントは狭いし…」

「ふぁ…なんか目が覚めちゃったわ」

リンク「僕も…」


ナビィ「…とりあえず、アンタ達体洗いなさいよ。天使の血で染まってるよ」

リンク「天使の血ってなめれば不死身になれるんじゃなかったっけ？」

シーラ「いや、それは人魚の涙ね…」


川が近くて良かったわ。


「さてと。体あらいましょうか」

リンク「そうだ……ねぇぇぇ！？A！！僕の前でよくもまぁ堂々と！///」

「ん？」


私は服を脱いでいる。
それを見てリンクは手で顔を塞いだ。



ナビィ「A、ちょっとはデリカシーと言う物を知りなさい…」

「デリカシーも何も、別に姉弟なんだからいいじゃない」

リンク「良くないよ！」

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