1)ある日の事… ページ3
「デクの木様の子ども。私、森の外にでたいわ」
デクの子ども「何言っているんデスか。Aは女の子なんデスよ?外の世界は危なくてとてもAには耐えられないと思いマスが…」
リンク「そうだよA!僕は男の子だから無事だっただけで、Aは女の子なんだから危ないよ!」
「女の子だからって舐めないで!私だって一応勇者の血を受け継いでいるんだから!」
リンク「で、でもさぁ…(汗」
ナビィ「A、やめた方が良いよ?男の子のリンクでさえ外の世界でドジっていたんだから…」
「その言い方、私がリンクよりもバカみたいじゃない!」
シーラ「もちろんAの方が頭はいいけど…外は不気味な魔物やらで、危険だよ…」
「でも私だって戦えるんだから!」
デクの子ども「A、リンクも帰ってきた事だし、またこの森で、平和にくらすのが一番デスよ」
「…でも…でも…」
このまま外の世界を知らずに暮らすなんて嫌。
だって、私達、コキリ族の皆とどこか違うし…
「もう良い!もうデクの木様の子どもなんかに頼み事なんてしないわ!」
ダダッ
リンク「あっ、A!!」
何よ…私だって平和でいたいわよ…
でも…いつまでもここにいてはいけない気がするのよ…!
inA、リンクの家
私はベッドにうずくまって、布団をかぶって泣いた。
悔しい。
何もできない、認めてもらえない自分が悔しい。
リンク「…A」
リンクが家に入ってきた。
「…リンク…」
リンクは私が乗っているベッドに座り、私の布団を剥いだ。
リンク「A…分かってくれよ…僕はAを危険な目に遭わせたくないんだ…」
「…………」
リンク「僕が生還できたのは運がよかっただけ…だから…もう僕、Aのそばを離れたりしないから…ずっと一緒にいるから…」
「…リン…ク…」
涙が溢れ、止まらない。
リンクがいなかった2年間。
寂しかった。怖かった。心配だった。
リンクは私にとっての、初めての友達。そう、生まれた時から友達…
二人でこの森に連れてこられて、二人でこの森で育ってきた。
親の顔を知らない分、私達はお互い一番に愛し合っていた…
リンク「ほら…いつものしてあげる」
「んっ………」
『いつもの』…
ぎゅっと抱き締めあって、怖いときも、悲しいときも、いつもこれをしていた。
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菜々美(プロフ) - とても面白くて、続きが気になります(^ω^) (2018年8月23日 8時) (レス) id: e9146d4eee (このIDを非表示/違反報告)
こなゆき(プロフ) - タルトさあぁぁぁぁん!!こんな素晴らしい設定の小説を作っていたなんて!もう涙です! (2015年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: e9043ec60f (このIDを非表示/違反報告)
分配法則 - 紅芋タルトさん» 昨日、豚(ガノンドロフ)を倒しました! ナビィとの別れにメッチャ泣きました。 (2015年7月15日 16時) (レス) id: 4200f29251 (このIDを非表示/違反報告)
紅芋タルト - 分配法則さん» おめでとう?ございます!ステージ、知りませんでした!神殿は今のスマブラにもあるけど、グレートベイ追加されないかなぁ…´` (2015年7月14日 22時) (レス) id: e54cbea640 (このIDを非表示/違反報告)
分配法則 - 紅芋タルトさん» (今更)時オカ買いましたー! DXのゼルダ系ステージは「神殿」と「グレートベイ」なんですよ。(もしかして知ってましたか?) (2015年7月14日 18時) (レス) id: 4200f29251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅芋タルト | 作成日時:2015年6月28日 0時