俺、理性飛びそうです。 -Ryosuke,Y-

ｱﾒﾘｶ ページ11

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俺は彼女の上から下りて、

椅子に座った。


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「あたし、栗山Aって言うの！ｱﾒﾘｶから転校してきたんだ！」

涼「ｱﾒﾘｶ？」

「そう。ｱﾒﾘｶ」


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Aちゃんは目を輝かせて話す。

噂の可愛い転校って、

この子か。


確かに納得。


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「あたしね、この学校に来てまだ友達いなかったから、涼介くんが最初の友達！」


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そう言って、Aちゃんはﾆｺｯと笑った。


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「あ！あたし帰らなきゃいけないんだ。」

涼「もう帰んの？」


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ついそう聞いてしまった。

もっとAちゃんと一緒に居たかったから。


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「うん。侑くん家行くんだ！」

涼「侑くん？」

「そう。幼なじみの知念侑李！格好いいんだよ」


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んだよ。

知念ばっか....


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これか。

嫉妬って。


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「じゃあね、涼介くん」


ﾁｭｯ


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涼「ぇ...」


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Aちゃんは

俺の頬にｷｽを落として

保健室を出て行った。


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涼「....///」


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あれはｱﾒﾘｶのﾉﾘか？

まぁ、

そう言っても嬉しいのは嬉しいんだけど。

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