【マギ】ドSな政務官がドSな私をどうにかしてくれる話。 (ページ6)

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「なんですか。大事な話って」

ジャ「…………」

ジャーファルは顔を真っ赤にしている。

「あ、あの。その前に一つ…いいですか？」

シ「なんだい？」

「何故王は服を召しておられないんですかッ？！バカなんですか？知ってましたけど！ていうかジャーファルお前も突っ込め！」

ジャ「あ、その…」

ジャーファルは顔を真っ赤にして挙動不審になる。

「乙女か！」

シ「いやあ、今起きたばかりでね。女官もいなくてどうしようかと…」

「え、大事な用ってまさか…」

シ「これさ☆」

「これさ☆、じゃねえよ！いきなり神妙な顔されたから無駄に身構えたじゃないですか」

ジャ「シン、どうぞ」

シ「お、ありがとう。ジャーファル君」

「(ジャーファルてめぇいつ王の服持ってきたんだよ…)」

ジャ「まったく、いつもの戸棚に入ってましたよ」

シ「あーそうだったかぁ～。こりゃ参ったわぁ」

ジャ「おっちょこちょいなんですから、シンは」

「(なんだこの新婚の夫婦的な会話…)」

シ「あっはは～」

ジャ「もう…」

シ・ジャ「チラッ)」

「ツッコめと?!ここまで来てツッコめと?!もう二人でパーリィナイトされた方が楽だったんですけどねッ！」

シ「まぁそんなこと言うなよ～」

ジャ「ドSのツッコミ大王じゃないですか、貴方は」

「誰がツッコミ大王じゃこのそばかすぅ！」

ジャ「なんだやる気ですか？！この拷問バカ！」

後ろ気味で見ていたシンドバッドがつかさず水を差す。

シ「まぁまぁまぁ！二人とも落ち着けって。喧嘩ップルですか君達は」

二人「「喧嘩ップルなんかじゃ…」」

喧嘩をしていて微妙に近くなっていたジャーファルとAの目が合う。

二人「「……？」」

なぜか二人の顔が紅潮していく。

シ「………ほぅ…」

その様子をシンドバッドはニヤニヤしながらみていた。