【マギ】ドSな政務官がドSな私をどうにかしてくれる話。 (ページ4)

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「い…いやいやいや!! 一周回ってそっちからこられると引くっていうか…」

ジャ「何故ですか？さぁ、早く！」

「(きっ…キモい！いつもこいつと口喧嘩してるからか…？！)」

ジャーファルはスクッと立ち上がり、

ジャ「っていうのは冗談です。やっぱり貴方は＂ド＂Sのクソ野郎ですね」

「…は？」

ジャーファルはそそくさと去る。

「はぁぁぁっ？！」

「(ヤバい。今ジャーファルをメッタメタに殺したい…ッ)」

Aはすごい形相のまま自分の仕事に戻って行った。

次の日。

拷問部屋。

「ねぇ？早く吐いた方が楽よ？ほらほらほらァッ！」

Aの仕事の一つ。

それは、他国の刺客の拷問であった。

いくら平和なシンドリア王国でも、王の首を狙おうとする者はいる。

Aはそれらの拷問を行い、吐かせる仕事を執り行うのを得意としている、

いわゆるドSの変態さんであった。

刺客「いっ……」

「あら。気絶した。ホラ、起きなさい」

Aは魔法で光をおこし、刺客の顔にグリグリ当てる。

「起きた？」

刺客「も…う…」

「もう？」

刺客「は、き…ます」

「あら、そう。おーい。ピピリカさん！この人連れて行って下さい！」

そう呼ぶと、大柄な女性が入ってくる。

ピ「あ、終わりました？」

「はい。もう吐きます、と」

刺「殺っ…す気…か？」

「ああ？敬語はどうした敬語は？」

刺「ひっ…」

ピ「Aさんっ」

「あ、はぁ……やってしまった…。ごめんなさい。まだ情報を得ていないのに殺しはしませんよ」

刺「そう、か……」

刺客は気絶してしまう。

ピ「疲れてますね。連れて行きます」

「…はい。お願いします」

Aは一人なった部屋で

「はぁ…今回の人は…早かったなぁ…残念」

と、呟いた。