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#70 足音 ページ22

―――キィィィィン

『…?』

シン「なんだ?」

さすがシンタロー。僕の表情を読み取るのがうまいな
僕は正直に答える

『今…ちょっと耳鳴りが、ね』

シン「そうか、無理はするな。と言っても、ここじゃあ何もできないんだがな」

『そうだよね。このままここにいられたとしてもずっとこのままじゃ餓死しちゃう…』

((コツコツ…

シン「!! 静かに。」

((コツコツ…

『足音!?』

シン「近づいてきてる…」

((コツコツ…

『まさかクロハがもうここに?』

シン「だとしたらやばいな…もう走る体力残ってないだろ」

((コツコツ…

『解決策は…?』

シン「…振り返って、確認するんだ」

((コツ…。

ゆっくりと近づいてきていた足音が、ピタリと止まる
この世界は何もないため、振り返ればすぐに確認できた
誰だったのか?答えは…

『ま、マリーちゃんかぁ…』

Aはハァと一つため息をついた。
よほど緊張していたのだろう

マリ「あ、やっぱりAちゃんだぁ!」

シン「よかったな」

シンタローが、ふわりと笑う。

(うわ、かっこいいな…。シンタロー昔から無愛想だったから…
いやいや待って!シンタローが好きだったの!?何考えてるんだ僕
でももう仲間の皆は既に…)

僕は少し涙ぐんでしまった。

マリ「はわわわわ。ど、どうしたの!?」

シン「…皆のことか?」

不満そうにシンタローがつぶやいた。

『うん…ごめんね。』

自分のことでせいいいっぱいの僕はシンタローの様子に気がつかない
今思えば、謝っても許されないとは思うけれど。

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リル(プロフ) - 瀬戸ヲタ助さん» ありがとうございます!!!少し修正を加えてしまいましたがそう言っていただけると“last storyの方も一生懸命頑張ろう!”って思えます!わざわざコメントを残してくれて感謝感謝です! (2014年7月14日 20時) (レス) id: 301961e8c7 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸ヲタ助(プロフ) - この世にこのような小説を送り出してくれてありがとうございました。1作目のギャグのノリのアウターサイエンスはすごく笑いましたけど、最後は号泣でした。ありがとうございます。セトさんが最後までかっこよかったです((← (2014年7月14日 19時) (レス) id: 72cca9a99b (このIDを非表示/違反報告)
リル(プロフ) - ありがとうございます!初めましてではないですな^ω^これからもよろしくです((ペコリ (2014年1月28日 15時) (レス) id: f0776b713f (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 初めましてなのかわかりませんが……!小説おもしろかったです!更新頑張ってください!応援してまーすっ! (2014年1月28日 15時) (レス) id: 50dc95f910 (このIDを非表示/違反報告)
リル(プロフ) - アヤさん» 返信遅くなってごめんなさい><復活いたしましたので、どうぞお楽しみください! (2014年1月18日 12時) (レス) id: f0776b713f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リル | 作成日時:2013年11月9日 16時

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