愛して、病んで。【神威】

愛3 ページ4

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自分の口についた私の血。

彼は舌を器用に使って唇全体を舐める。






「まだまだ」


「や、めて…」






私の肩を掴んで、
無理やり自分に引き寄せては

再度、唇を奪った。



今度は私の唇を噛んでみたり、
口を離して頬を噛んだり。


まるで獣のような彼に、
心臓が恐怖の音を立てる。






「……だめ」


「お前に拒否権はないよ」


「……まっ、んんっ」






私を押し倒し、
彼はベッドに備え付けられているランプの
コンセントを無理やりちぎりとる。



それを使い、私の腕を上で
縛り上げた。



折角処置してくれた腕は、
意味をなくし、

ギリリギリリと悲鳴をあげていた。







「う"ぁ"ぁ"ッ！！」


「痛い？痛いよね。ふふ、でも大丈夫。
今から気持ちよくなれるから」


「…………いやッ、神威…！！
やめて───────！！！」







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