【◇】好き×嫌い

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7時が回った頃、電車通のため帰ることにした。電車に乗って揺られて少し。最寄り駅に着いた。



電車から降り、ぼちぼち歩いて家まで帰る。そういえば、この辺だっけ…青道高校は…。嫌いなはずなのに、考えてしまう。



「馬鹿馬鹿しい…」



近くのコンビニによって、お菓子でも買おうかな。今日新発売のお菓子があったはず。

私は帰り道にあるロ○ソンに寄った。中にも入ってお菓子を選んでいると何やら団体の男子群が入ってきたようだ。中が騒がしくなる。




「御幸ー、お前飲み物持ってこい」

「はい、わかりました」





ビクッと肩が反応した。知ってる名前、知ってる声。身体が震えていることに気づく。会うのが怖くて、辛い。





「か、帰らなきゃ…」





何も買わずに出口のほうへ向かった。一刻も早く帰る。会わないように…と。御幸くんとは逆のほうから出口に向かった。すると、ドンっと誰かにぶつかってしまった。





「あ、悪ぃ…大丈夫か？」

「ひっ……だ、大丈夫です！」





目つきの怖い人。この人も青道だろう。青道のユニホームを着ているから。この人の前で何度かお辞儀して、コンビニを出た。



「早く、家に着けーーーーー…！」





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