【◇】好き×嫌い

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昨日の夜帰ってきてから白河くんの練習着のほつれを直していた。気づいた時には1時過ぎてて少し、いやかなり眠い。




小さく欠伸をしながら教室に入った。今日は用事あるから部活にはいけない…。




「おはよう！」

「おはよう……」

「眠そうだね」

「うん……あ、これ白河くんに渡してもらっていい？」

「了解!!」




成宮くんに、白河くんの練習着を渡した。席について、ぼーっとしていると頭がカクンカクンと下がったり上がったりする。




「A」

「………」

「A」

「………」

「Aってば!!」

「……っへ？」





「もう!!」と成宮くん。やばい、完全に今のは落ちていた。




「大丈夫？」

「あ、大丈夫、大丈夫。寝不足なだけ…。それと今日は部活行けないや…」

「えぇ!!俺、Aいないとやる気でないんだけど!!」





半ギレの成宮くん。放課後スポドリの準備だけしたら帰らないと行けない。成宮くんには申し訳ないけど…。




「ごめんね…？」

「もう!!!今度俺に何かお詫びしてよね!!!」

「わかった」









◇◆◇



「スポドリOK……タオルOK……」

「悪いねー、用事あるのに準備してくれて」

「いえいえ…！これくらいはしとかないと」





ボールとスポドリ、その他諸々を準備し終えたので、帰ることにした。顧問に挨拶をし終え学校で出た。







街のほうに出たきた私はついでにスポーツ店へ。テーピングの他にボールをいくつか購入。ついでにノートも買っておかないといけない。


テーピングとボールは明日、部活に持って行こう。






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