愛 の 行 方 【神威】

番外編 クリスマス ページ42

Aside

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「今年はね！サンタさんに
おーーーーっきなウサギのぬいぐるみ
頼んだの！」





「今年も良い子にしてたからねぇ！
サンタさんも美琴のところに来るわ



ねぇ、神威？」







クリスマス




美琴は今年もお手紙を書いていた
サンタさんに






きゃー！
と騒ぎながらも神威に
はい
と渡している






「ウン
美琴は良い子だからネ」





「美琴良い子！
ママは何をお願いしたのぉ？」





「ママは……
美琴とパパが元気でいてくれることかなぁ」






「ママも美琴みたいに
ぬいぐるみとか頼めばいいのにぃ〜！」






「ママはこれだけで十分」







自分のかわいい娘を
見ているだけでも幸せだって
感じられる







夜になって

大きなクリスマスケーキ
チキン
ご飯

たくさん食べた二人





美琴は
サンタさん来るまで待つ！
と言っていたけど
さすがに待ちくたびれて
寝てしまった






ベッドに運び終えて





ソファーで一息つくと
神威が隣に座った





「はい、クリスマスプレゼント」






「えっ、私に？」






「ウン。気にいるかわかんないケド」





開けてみれば
ネックレスだった




神威が首につけてくれて
キラキラと光るそれに見惚れる







「ふふ、ありがとう」





「いえいえ〜」






えへへ、と笑うと
神威が近づいてきて
そっと目を閉じる






さっき神威が飲んでいたお酒の香りが
口を伝って入って来る





「メリークリスマス！！！！」





「「！！」」





ひょこっと寝たはずの美琴が
ソファーの上から飛び出し






恥ずかしくてかぁっと紅くなっていると
ママ可愛い〜
とよしよし頭を撫ぜてきた






「美琴、ママとパパは今
ラブラブ中だからネ
子供はもう寝てなさい」




「えぇー」




「じゃないとサンタさん来ないよ？」




「寝る！」






きゃー！
と意味のわからない声をあげながら
ベッドに戻っていった





そのあと
私と神威の時間で






「さっきの続きしよっか」






今夜は素敵なクリスマスになりそう






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