愛 の 行 方 【神威】

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神威side

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「迅速に暁の居場所を掴むンだ」





部下達に素早く指示を出す
美琴と暁の行方がわからなくなり
数分






「だ、団地。
それなら大丈夫です。俺に手があります」





意識の戻った翔が俺に言ってきた






「最近、美琴ちゃん行動範囲が
広がってきてたので
服にGPSを付けておきました」






これ、とタブレットを渡される。






そこにはぽつんぽつんと点滅する赤い点
美琴の居場所を教えているものだった






「阿伏兎、俺行くヨ」





「あァ」






「…………俺も行っていいですか？」





話に割って入ってくる翔
だけど






「駄目。お前はここにいろ。
もし、俺が帰ってこないときは
Aのこと頼む」





「……っ！そ、そんなことあっては
ダメですよ！！
Aさんは団長じゃないと…！！」





必死になる翔
悪いけど、俺だって




さっきのやつに勝てるか
正直わからない







でも、ただ一つ








俺が美琴のまえでカッコ悪い
父親の姿見せるわけには行かないだろ









待ってろよ








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