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「すごい可愛い！」
隆がコンテスト用にデザインし、作った服に腕を通した。私をイメージしてのその服は、肌にも馴染んでいて私の骨格をうまい具合に活かしていた。
「後はここにレースつける予定なんだよ」
「それ絶対可愛いじゃん！」
何色かのレースを着ている服に当てて考え込んでいる彼に思わず頬を緩める。デザイン画にいろいろ書き込んでいる隆の目は真剣だ。
私をイメージしているが、本番では違う女の子がこの衣装を着ることになる。ちょっと複雑だなぁとも思うが、下手に私が表立っても隆の評価に繋がらない気がした。
「…………ん、可愛い」
隆のその声が鼓膜を揺さぶる。
小さい頃に可愛いと言ってくれずに、両片思いを拗らせていたことを根に持っている私に隆は付き合ってからと言うもののよく「可愛い」って言ってくれる。
まあここんところは可愛いよりも綺麗の方が多いかもしれないけど。どっちにしろ嬉しいから私の気分は爆上げである。
衣装を脱いで、服に着替えていると少しだけお腹が鳴った。時計の針は21時で、お昼からぶっ通しで隆に付き合っていたからあっという間だった。
「飯、外に行くか」
「うん！」
髪の毛を一つに頭のてっぺんで丸めて、隆曰く意味ない伊達メガネをつけて外に出る。隆にピッタリと体を寄せて「好き〜！」と呟きながら歩いていると、「うるせぇ」と照れた隆に頭を小突かれた。
ファミレスでご飯を食べて帰り道にコンビニへと立ち寄る。外で待っていると、目の前には隆ではなく別の男の人が立っていた。携帯から顔を上げれば「ほら、やっぱかわいーじゃん」と二人組の男たち。
「ねえ一人？」
「………………」
「俺らと遊ぼーよ」
こういうのは無視が一番だと誰かが言ってた気がする。だから敢えて反応せずにいれば、一人の男の人に手首を掴まれた。「メガネ外してみてよ」なんて言われてメガネを奪われる。
「え、楠瀬Aじゃん！」
「("ちゃん"つけなさいよ)」
離してくれない彼に、どうしようかと内心思っていると「邪魔」と声が聞こえる。彼らの後ろにいつの間にかいた隆が半ギレ状態で彼らを睨んでいた。
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東リベ推し - 三ツ谷推しです。主様は神ですかあ❗️ (2022年3月28日 1時) (
レス) @page50 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
ふぁむ - 毎日きゅんきゅんしたりドキドキしたりでほんとに面白かったです(*´ω`*)素敵な作品でした！お疲れ様でした(°▽°)！！ (2021年12月6日 1時) (レス) @page48 id: 9b99a694b1 (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 完結おめでとうございます！！！きゅんきゅんしました！毎日の楽しみだったので少し寂しいですが次回の作品も読ませていただきます！！素敵な作品をありがとうございましたっ！！♡ (2021年12月5日 20時) (レス) @page48 id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 眼科行くのをおすすめしますでくそ笑った。もしや中島さんは夢主ちゃんの事好きですな？？？ (2021年12月4日 20時) (レス) @page42 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - 好きすぎて投票済みなのに見るたび右星押しちゃいます。。。いつも更新お疲れ様です😊 (2021年12月2日 21時) (レス) @page37 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜
| 作成日時：2021年11月23日 15時
