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『一級呪霊3体確認、祓いました』


「了解です、お疲れ様でした。今すぐそちらに向かうので少し待っててください」


『いや、大丈夫ですよ。高専までそんな距離はないので自分の足で戻ります』



必須事項だけを簡潔に話し、補助監督さんとの通話を切った。



『……はぁーっ、疲れた…』



今年の夏は、とても忙しい。


昨年に頻発した災害の影響だろうか、呪霊がどんどんと湧いてくる。

それに伴い高専生である私たちも任務に駆り出されることが多くなり、毎日呪霊を祓う日々だった。

この間まであったまったりと出来る休日なんてものはもう無い。



湖に映る、ぼんやりとした月を眺めた。


今回私が派遣されたここは、森の中にある綺麗な湖


ここは所謂、自ら命を絶ってしまう人が多い、名所。


私の中にある闇が反応しているのがわかる。

首から下げている時計を見ると、時刻は10時をとっくに過ぎていた



『(…やばい、早く帰らないと、)』



明日だって朝から任務が入っている、それに備えて早く寝なくてはいけない。




その場を離れようと、した時だった。





___ふと、感じる。





今までに何回、何十回、何百回この感覚を味わっただろうか。

全身を何かが駆け回るような、この感じ。







『………………誰、あなた、』





「……これはこれは、呪力を完全に隠していたつもりなんだけどなぁ」







森の中から出てきた男、恐らく呪詛師




『確かに呪力はほぼ感じなかった。私が感じたのは呪力じゃない、殺意よ』




この人、呪力を隠すのが上手い、なかなか手強い奴なのかもしれない




「へぇ、その割には動揺しているようには見えないけど?」



呪詛師の男は面白そうに言う。


私が今まで、どれだけの殺意を向けられてきたと思っているんだ。


今更怖気付くほどか弱く生きていない。



『…生憎、昔から殺意を向けられやすい人間なんでね、慣れてしまうんですよ』



「ははっ!五条悟の女も大変だな、ましてやその力を持ってたりしたらなぁっ!」



男は、私に飛びかかる。



『(私の首にかかった懸賞金が目的…か、)』



『痛い目見ても、知らないから』






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らいらっく(プロフ) - きのこ姫さん» そう言ってもらえてとっても嬉しいです😭続き頑張って書こうって気持ちになれますありがとうございます!🫶 (3月12日 12時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - 名無し37619号さん» 嬉しいですありがとうございます!!文字数制限に阻まれながらも頑張っております🥹 (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - ちむさん» ありがとうございます!!そう言ってくださるととてもやる気になれます😭😭 (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
らいらっく(プロフ) - みょんさん» あわわありがとうございますとっても嬉しいです😭私も早く夢主ちゃんの秘密バラしたいです…🥺更新頑張ります!! (3月12日 11時) (レス) id: 794256331a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ姫(プロフ) - すごい!面白かったです!はやく続きがみたいです。 (1月4日 13時) (レス) @page35 id: 37e234dc71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らいらっく | 作成日時:2020年12月7日 22時

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