ツン62% ページ32
Side 貴方
天月くんからまふくんの事を聴いて以来、私は彼を避けるようになった…
前みたいに一緒に帰ることもなくなって、話す機会も少なくなって、次第には朝の挨拶だけを交わすただのクラスメートに戻った
大きな壁…
そんなある日…
ま「これ、鹿島にあげる…暗くなるの早くなってきたから…」
そう告げたまふくんは私の手に紙切れを置いて去っていった…
『なに、これ』
好きな人と久々に話せた喜び、そして相手が私に興味ない事を知ってる辛さが私を潰す…
『とりあえず、委員会行かなきゃ…』
そう呟き、あふれそうな涙を堪え、まふくんから貰った紙切れをポケットにしまった…
委員会が終わり、暗くなってきた中私はまふくんから貰った紙切れを取り出し門をくぐった…
その紙には…
《俺の電話番号、必要になったら電話かけていいよ》
と、数字の羅列が綴ってあった…その時…
？「あ！ねぇねぇ！」
肩に手を置かれ呼び止められる…そこには、花火大会の日まふくんの前に現れた女の人…
『えっと…里田…さん？』
私がそう言うと彼女は嬉しそうに笑みを浮かべた
未「そうそう！里田未来！覚えてたの？！嬉しぃ！ところでさ…真冬の電話番号知らない？」
そう言われ私は反射的に持っていた紙を握りしめ腕を少しずつ後ろへ持っていく
『えっと…その…』
言い訳を探してると、紙を持った手を掴まれ、涙目で見つめられる
未「知ってるならお願い！教えて！真冬と話がしたいの！」
番号見せるぐらいならいいと思い、私は紙を見せる、すると里田さんはそれを私の手から奪った
未「ありがとう！私これから急ぎの用事あるからまた今度ね！」
そう言いながら彼女は走り去っていった…
『…あ、まふくんの電話番号…知らないままだ…でも…まふくんは私のこと…』
諦めた私はその日まっすぐ、1人でいつもより暗く感じる道を歩き、帰った
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美雲 - 面白くて今日、1日でパート1から全て読んでしまいました！更新、お待ちしてます！ (2020年3月20日 18時) (
レス) id: 5c54d7ec1f (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - アスリさん» そうですかね？(笑)ちょっと丸くなったかもしれません！ (2016年1月13日 19時) (レス) id: 17f5c0bd21 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ絵(プロフ) - 夜猫さん» ありがとうございます！未だにこの作品のまふくんのキャラがどんなのかわからないですけど(笑)ツンデレに近づいてくれると嬉しい(笑) (2016年1月13日 19時) (レス) id: 17f5c0bd21 (このIDを非表示/違反報告)
アスリ(プロフ) - おーツンデレ率が7:3になっきた♪(´∀`*) (2016年1月10日 0時) (レス) id: 24e178830e (このIDを非表示/違反報告)
夜猫(プロフ) - ツンデルは思ってることを間逆に言ったり？たとえば『好き』っていいたいのに『きらい』って言ったり照れ隠しのとき冷たい態度になるとかですかね？あまりあてにしない方がいいですよ←←←← (2016年1月9日 21時) (レス) id: bf8d0cbdd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花ノ絵 | 作成日時：2015年12月25日 12時
