第一話 ページ3
「おはようconny！凄い悲鳴が聞こえたけど、大丈夫？」
「おはよう、Charlie.悪夢を見ただけ、俺は元気さ。」
見慣れた、と言うほどでもないが、慣れつつある光景を目の前にタオルで軽く頭を拭く。
シャワーを浴びてさっぱりしたお陰か、悪夢の寄越した恐怖は殆ど消え去っていた。
「やあconny。朝飯は？」
「いらない。それより時間はいいのか？Angel dust.」
「今日の撮影は午後から！なんなら今からシケこんじゃう？余裕で間に合うよ。」
「やめとくよ。pimpは俺なんかに使う元気があるほど若くないだろ？」
「おい！年上だからってその言い方はやめろ！俺はまだ若いんだからな？！」
「今生きてりゃ100超えてるジジイのくせに。」
「とっくに死んでまぁ〜す！」
薄桃色の悪魔との軽口の後にべえっとつぎはぎの舌を突き出せば、笑われながら口にサンドイッチを突っ込まれる。
もぐもぐと何度か噛んで、ぺっと手の上に残りを吐き出した。
「てめっこのクソビッチ！唐辛子入れやがったな！？」
「なんのことか知りませぇん。勿体無い精神でちゃんと食えよ、Bad kid.」
「テメーに言われたかねえわクソッタレ。」
中指を立てながらも、食べかけのものを誰かに押し付けるわけにはいかないので仕方なくソファーに座って残りを口の中に押し込んだ。
毒でも流されたみたいな痛みに顔を顰めていると、陽気なノイズ混じりの声が聞こえて来る。
「おはよう諸君！今日はいい天気だね！」
「おはようAlstor!」
「おはようAl.なんか飲み物持ってない？」
「私はウェイターではないのだよA。」
そう言いながらもしっかりとした紅茶入りのカップを出してくれるあたり紳士だと思う。商売相手としては極力関わりたくはないタイプだけど。
「ところで、私は今朝君のと思わしき悲鳴で叩き起こされたのだけれど。心当たりはないかい？」
「さあ、知らないな。」
肩を竦めてカップの中身を啜る。美味い。なんて言う種類かは知らんけど。
「Huh…そうかい。ならいいけどね、もし君が嘘をついていた場合…」
「VoxにAlosterの弱味を握らせる。大丈夫、わかってるよ我が友よ。」
「…Ha、君とはつくづくジョークの反りが合わないな。」
「そりゃ育った文化が違いますから。」
けらりと笑うと、どこか呆れたような笑い声が返ってきたのだった。
「ところで、どうしてVoxの名を？」
「Angieに聞いた。」
「Aaaaangeeeel……？」
「ゲッ…言うなよ馬鹿！」
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桜もち(プロフ) - 続き……続きをください………！！！、！ (1月23日 11時) (
レス) @page8 id: eb3e4608b9 (このIDを非表示/違反報告)
「「ﾊﾀﾞｶﾏﾌﾗｰ」」 - ｱ"ｧｯ....またこんなところに神小説が...好きすぎる....（爆散）無理せず更新頑張ってネ、続き楽しみにしてます！ (2022年3月6日 1時) (レス) id: e2ea27c298 (このIDを非表示/違反報告)
リリカ - ミクさん» とても嬉しいお言葉をありがとうございます！！なるべく早く更新できるよう尽力させて頂きたく思います。 (2022年2月25日 9時) (レス) id: 36c64675ec (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 性格がめちゃくちゃ好みです!! 続き楽しみにしてます!! (2021年3月28日 22時) (レス) id: 9fa2aabb56 (このIDを非表示/違反報告)
リリカ - ぽんさん» コメントありがとうございます。外したと思っていたのですが外れてなかったんですね…確認不足でした。申し訳ありません。ご忠告ありがとうございます。 (2020年11月27日 0時) (レス) id: 36c64675ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリカ | 作成日時：2020年11月25日 22時
