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何だか変な気分…。
何て思っていると、ガラガラとコンパートメントのドアが開いた。
ハリーもAも、いっせいにコンパートメントのドアの方を見た。
Aはドアを開けた主を見て、少しホッとした。この気まずい空間を、一番いい方法で助けてくれる人だ。
「ロン」Aが言うと、ロンは少し困った顔をした。
「ここ、入れてもらえないかな?他どこも開いてなくて…」
ロンはAがいたことで、少し都合がいいと思ったのだろうか、顔を曇らせながら頼んだ。
Aはどっちでも良かったので、ハリーの方を見た。
「いいよ座って。」ハリーは言った。
二人ともAとは逆の席に座って、色々な話をしている。
ハリーはマグルの世界にどっぴり浸っていたから、全く魔法界を知らなかった。
例えば、魔法族の人と、非魔法族の人の差別とか、色々とロンはハリーに教えていた。
Aはその話を聞きながらも、本に没頭していた。
その本はマグルの昔話等だ。
なぜだか、魔法使いや魔女はいつも悪役なのだった。別に魔法使いの全てのものが悪役と言うわけではないのに、そんな風に書かれていた。
でも、中々面白い本だった。
それぞれで色々な事をして、結構な時間がたった頃だった。
「車内販売はいかが?」
おばあさんがお菓子が沢山積み上げられたカートを押して、コンパートメントの前を通りすぎた。
Aは立ち上がり、お金をもって外に出ていった。
「蛙チョコと…百味ビーンズ。あと…カボチャジュースください。」
そう言ってお金を渡、お菓子を受け取った。
ありがとう。と言ってコンパートメントの中に入っていった。
車内販売のおばさんはハリー達のコンパートメントを覗いて
「何かいかが?」と聞いた。
ロンは物欲しげな目で見ていたが自分の手に握っていたサンドイッチを出して
「僕自分の持ってるから…」と言った。
ハリーはその光景を見て、気の毒だと思ったのか、「ぜーんぶちょうだい!」と言いながら、ポケットの中をジヤラジャラと探って、ガリオン金貨を手いっぱいに持って渡した。ロンもAもキラキラした目で金貨の山を見つめた。
勿論お釣りも帰ってきた。
ハリーの買ったお菓子を皆でわけて食べることにした。ハリーは本当に親切だ。
どれから食べようかと皆迷っていた。
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ましら(プロフ) - いきなりすみません。少し前、イベントに参加してもらった者です。元春夏秋冬姫です。おぼえていますでしょうか?諸事情により、イベントを消すこととなってしまいました。大丈夫でしょうか? (2017年2月13日 17時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - 紅のバングラデシュさん» そう言っていただけて嬉しいです (2016年11月20日 15時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
紅のバングラデシュ - ましらさん» アドバイスありがとうございました。自分でも気づかないようないいところ、悪いところを言っていただけるのは、中々無い機会ですので、あひがたいです。こちらこそ、ありがとうございました! (2016年11月20日 14時) (レス) id: ea97666007 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - 最後に。長文連投失礼いたしました。こみゅとかでやった方が良いのかもしれません、こういうのは・・・(今更ですが)このアドバイスは、あくまで個人の感想なので、頭の隅にちょこんと入れていただけば、凄く嬉しいです、光栄です。イベント参加ありがとうございました! (2016年11月20日 13時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
ましら(プロフ) - また、たまに文章がリズムよくいっていないときがありました。少し見直すと、それも減ると思います。あと、あまり文章には関係が無いのですが、名前変換をカタカナでする、というのを、書いた方が良いと思います。ハリポタなので、わかると思いますが、一応・・・ (2016年11月20日 13時) (レス) id: 512c5a6245 (このIDを非表示/違反報告)
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