─届かないｵﾓｲ─　【大宮】

魔法！？　翔side ページ7

あ『・・・ｱﾊﾊｯ･･･』


Aの笑った顔が、目に焼きつくように離れない

どうしたんだ！？櫻井翔！！

そして彼女の方にチラリと目をやった

あ「・・・何ですか？」

雅紀「ねぇねぇ、彼氏とかいるの？」

あ「・・・いませんけど」

雅紀「作る予定は？」

あ「一切ありません」

和也「即答(笑)」

一切ありません

一切ありません

一切ありません・・・

その言葉がエンドレスして頭に響いた

あ「あのー・・・櫻井さん？大丈夫ですかぁ？」

翔「大丈夫・・・」

あ「そっか なら良かった」

また微笑む君

もしかして・・・俺・・・

Aの・・・

魔法にでもかかってるんじゃないか？！

いやいや。櫻井翔。

それは無い！

人間が魔法を使うなんて無理があるのだっ！

あ「櫻井さん？具合悪そう・・・」

そう言って俺の顔を覗き込むA

かわいい

うん。かわいい

にしても気になる事が１つ・・・

翔「なぁ、A？」

あ「はい？」


翔「俺の事、何て呼んでる？」

あ「え？櫻井さんって」

翔「最初に、約束したよね？『翔』って呼んで？」

あ「え・・・」

翔「はい練習！翔って５回言ってみる！」

あ「しょ・・・・翔、翔、翔、翔・・・って何で？！」

翔「もういいよ(笑)」

あ「ん〜・・・」

智「何やってんの？翔ちゃん？(ﾆｺｯ)

その笑顔は

俺にとって・・・

相葉ちゃんが本気でキレて手がつけられない時と同じくらい
怖かった・・・(どのくらいだよっｗ)

何でもない　智side→←知らない人

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